平安時代。
武官貴族である源義平は、帝の命を受けて、毎年贄を要求する悪龍討伐のために、従者とともに信濃国へと向かう。しかし、姿を現した龍に大怪我を負わされ、連れ去らわれてしまう。
義平が目を覚ますと、不思議な雰囲気を漂わせる子どもがいた。子
どもはスズと名乗り、自分が義平を助けたと告げるが……。
一方、従者の紅葉と綱森元次、友人で術者の初音は悪龍討伐には裏の目的があるのではないかと怪しむ。そこには謎の術者の存在が見え隠れして……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-29 13:09:44
103647文字
会話率:56%
平安末期。
源義朝の長男・源義平は、平治の乱に敗れ越前の国・穴馬の里に落ち延びていた。
村長の娘おみつと恋仲になり、穏やかに暮していた義平はしかし、父の死を機に京に上ることを決意。
その時おみつは義平の子を宿していた。
別れの夜
、里での最後の膳を用意するみつ。
生まれてくる子のために、青葉の笛を託して後を頼む義平に、おみつは悲しみをこらえながら武運を祈った。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-08 07:00:00
3185文字
会話率:30%
源義朝を父に持ち、弟には、源頼朝を持つ、悪源太と呼ばれた源義平のお話です。
誰よりも、苛烈にそして何事にも抗い戦った漢の物語です。
最終更新:2016-12-12 02:25:58
125022文字
会話率:42%