猫屋敷優希は中学二年生。ある日クラスメイトの霧島うさからラブレターを貰う。しかしうさの話によると、本当は優希にラブレターを渡すのではなく、根本卓也という別の人間に渡したかったのだと言われてしまう。
卓也は優希の親友でサッカー部に入ってい
る。うさは、自分の秘密を知ったのだから、卓也と付き合えるように協力するようにと、優希を脅迫する。仕方なく、優希はうさの協力することに。
うさはオタクなところがあり、文芸部に入っており、優希にも入部するように促す。最初は嫌だった優希も、文芸部に入り活動をするようになる。そんな中、卓也がうさと一緒にサッカー部の試合を観に来てほしいと、優希に提案する。
サッカーの試合を観に行った帰り、優希はうさと一緒に食事をする。そこで、うさの笑顔を見て、徐々にうさに惹かれ始める。うさと卓也の中は順調に進んでいたが、問題も発生していた。
卓也が好きな人物はもう一人いた。それが二階堂亜里沙である。彼女は、卓也に告白し玉砕していた。そのため、卓也に近づいているうさを妬み、靴を隠したり、変な噂を流したりして攻撃してくる。
ある日、亜里沙が一人、ゲームセンターで不良に絡まれていた。それを助けた優希は、亜里沙から好意を持たれるようになる。亜里沙は、自分の犯した罪を認め、うさに謝罪し、罪滅ぼしのために、文芸に入部したいと言ってくる。
亜里沙が入部し、新しくなった文芸部は、小説を書き、それを校内配布する活動をする。そんな中、優希はある事実を聞く。それは、うさが好きなのは、卓也ではなく、優希だということだ。うさは優希が好きで、近づくために、卓也が好きだと嘘をついたのだ。
動揺する優希であったが、亜里沙とデートするなど、行動を共にしてしまう。また、同時に卓也がうさを好きであると知る。親友と同じ人間を好きになってしまい、優希は深い悩みを抱える。
すべてを曖昧にしていた優希の心を砕く事件が起こる。卓也が自殺未遂をしたのだ。卓也は優希がうさを好きだと知っていて、それを出し抜いてうさに告白していた。しかし、断られて、自分がこれから優希とどう接していけばいいのかわからなくなり、自殺未遂をしたのである。
卓也は一命をとりとめ、優希に向かってうさを幸せにしてほしいと言う。優希は、うさに自分の気持ちを語る。うさと優希は結ばれて、文芸部の活動を本格的にしていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-25 19:55:16
95423文字
会話率:58%
ホワイトデーを渡したかった
キーワード:
最終更新:2025-03-12 23:01:09
868文字
会話率:20%
「今年は、くれないのかよ?」
幼なじみの大介が、いつもより真剣な顔で言った。
物心ついたときから、毎年バレンタインにチョコを渡してきた。
でも今年は違う。高校卒業を控えた今、私はただの義理じゃなく、本当の気持ちを込めて渡したかった。
だ
けど、タイミングが悪すぎる!
ようやく決心したのに、電車では人が多いし、エレベーターは満員。
結局、私は渡せなかった。
──もう二度と、渡せないのかもしれない。
「ふぇ、ふえぇえええん……っ」
こぼれた涙と一緒に、想いも終わるはずだったのに──
「おい、メグ?」
ラストチャンス。
私はこのチョコに、本当の気持ちを込める。
ずっと、好きだったから。
香月よう子さん & 楠 結衣さん主催
『バレンタインの恋物語』企画参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 19:02:48
1890文字
会話率:34%
儂も文明の発達した世界の神になりたい!
そう願う神がいた。そしてある実験をする。
・発達した文明の世界をコピーして再現すれば、うまく行くかも?
・発達した文明の国を丸ごと地形をコピーした世界を作った。
・パイロットを転生させれば飛行機が普及
するかもしれん。
彼は、たまたま目についた自家用パイロットの記憶をコピーし、一冊の本と共にその知識を埋め込んだものを次期国王として誕生させた・・・はずだった。
ボナは生まれたばかりに我が子を連れて、屋敷を抜け出した。追手が迫る中、最後の賭けに出る。
(どうか・・・どうか生き延びて・・・そして幸せになって・・・)
孤児院の入り口に自分のタオルを巻き付けた我が子を置いたボナ。手に持っていた1冊の本を脇に添えた。この本は、この子、ジュアル=ラィシカーラクセンが生まれる直前に降臨した神から預けれられたものだった。
(本当は成長した我が子に私から渡したかった・・・)
ここに、ジュアル=ラィシカーラクセンの数奇な人生が始まった。
本人は、その隠れた使命を理解せず、周囲に流されるまま各地を旅していくお話です。でもその周囲には・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-05 06:00:00
196370文字
会話率:35%
なにいってんだ!?こいつは!
はよ!病院が来い!
最終更新:2020-03-29 18:29:34
404文字
会話率:24%
わたしたいけど、わたせないきみへ
最終更新:2017-07-01 07:00:00
1044文字
会話率:0%
欲しかったもの、渡したかったもの。
最終更新:2017-06-02 20:00:00
7906文字
会話率:32%