家の玄関を出た時、目の前に広がる景色が見知らぬ村だった。
一ノ瀬虎太郎は異世界トリップをしていたのだ。神様に会うことも、死んだ訳でもない。
突発的に異世界に来てしまった。
あまりの事に呆然としていた彼に、優しい村人達は鎌や箒を手に持
って、彼にこう言いました。
「怪しい奴め! 皆気をつけろ!」
斯くして、彼の異世界デビューは“怪しい奴”となった。
この世界は中世ヨーロッパではなく、江戸~明治時代の日本よりな世界となっています。主人公は徐々に強くなっていく予定であり、最強系ではありません。
E★エブリスタでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-14 19:01:37
2723文字
会話率:51%
中島梅葊(庵)は1801-1869年の生涯の中。1829年(文政12年)より没年(明治2年)まで黒瀬町にて広く学問を教えた。私塾『養成館』は1842年には開かれていた。そこでは若者を維新に送り込むような教育ではない。しかし全国でも珍しいだろ
う、没後塾生たち(農民、男女問わず)がわずかな金を出し合い、数年後に立派な漢文で刻まれた碑を建立している。そして今もなお残るその碑は、美しい里を眺めている。
中津藩士の父をもつ新蔵は幼少に出家させられた。中島貞二、号して「梅葊(庵)」その生涯を追う。
これは自叙伝にも掲載しています。続編もよろしく折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-11 08:43:13
19480文字
会話率:56%