妻が病気で亡くなって二年が経った。
お見合いや合コンが不調に終わる日々を過ごしていた俺だったが、ふと気がつけばそこはアパートの部屋などではなく、異世界への案内所だった。
異世界への案内人に俺は選択を迫られた。再び戻ることの出来る転移か
、有益な条件での転生か?
その異世界には常に俺のような“選出者”が100人ほどいるらしい。
24あるジョブの中から好きなジョブを選ばせ、俺に異世界で“お使い”を頼もうとする案内人。
だが、提示されたジョブのなかに、ひとつだけ気になるジョブがあった。
ネクロマンサー。
それは唯一死者をよみがえらせることのできるジョブだった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-27 22:58:21
1089190文字
会話率:38%
死者が辿り着く場所、彼岸。
毎日多くに死者が訪れる彼岸には時折未練を抱えた死者もやってくる。
その未練を解決する部署
『彼岸30課未練対策案内班』
通称30N課の主任認識ナンバー137番通称『イザナ』は死者に言う
「ご愁傷様です」
これ
は死者の追憶の物語
過去を持たない案内人イザナが
自分を探す物語
長くて儚い時間の物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-08 20:48:39
18014文字
会話率:56%