作品のためには主人公とそれを支えるヒロイン、ライバル、仲間、キーマンが存在する。そしてモブである脇役がいてその作品が出来上がる。
敵役でも味方でもないそのストーリーを陰で支え決してコマに写ることのなくシナリオを進める脇役。
とある世界に脇役
として生きる高校生、脇家克巳(かつみ)は自分の生きる世界がここではないことを知っていた。
主人公の物語を進めるために世界を旅していた。
時にラブコメを時に少年バトルものを、全てはシナリオを完成させるために…。
時に絶対にあり得ない設定を作り出さなければならないその宿命は世界線をかえず人の心にも残ってはならない脇役の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-22 19:00:11
3265文字
会話率:22%
他人の「青春」を遠くから見守り、妄想することで日々の糧を得ている私、白妙(仮名)は、地元の人気校青藍(せいらん)高校に入学し、幸せに過ごしていました。
…去年までは。
今年度、私は個性派生徒が所属する「特別科」に転科させられました。
常識外れの彼らのための「一般人サンプル係」として…。
ああ、私の清く正しい脇役生活を返してください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-15 09:00:00
16615文字
会話率:26%