相川澪の元に頼んでいない荷物が置き配で届く。クレジットカードの不正利用などを不安に思っていると友人である彩花から電話がかかってきており、置き配で荷物を澪の元に送ったという。その連絡に安心する澪。後日また置き配で荷物が届く。中身が気になった
彼女が箱を開けるとそこには桐の箱と手紙が同封されていた。中身を見た澪が怯えていると彩花から電話がかかってくる。澪は電話に出て、彩花にすべてを話し恐怖を忘れるも、一月後今度は同僚の遺体が届く。澪は唯一頼ることのできる彩花に連絡を入れる。彩花と話すことによって安心した澪だったが、ちょっとした事故によって出血をし、気を失ってしまう。
そこに彩花がやってきて、澪に処置を施し自分の家へ連れ帰る。ベッドに澪を寝かせると亡くなった彼女を彩花は愛でるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 13:31:56
3651文字
会話率:45%
ある夜のこと。見せたいものがある、と男が住むアパートに友人が桐の箱を持って訪ねてきた。
「で、これなんだよぉ、見て驚くなよ? でも驚くぞぉ」
「お前、おれをどうしたいんだよ」
「開けるぞ……さあほら、見ろ! すごいだろ!」
「あー
……死ね?」
「なんだよその感想!」
「いや、そのはしゃいだ顔が腹立ってさ……」
「いや、お前がはしゃげよ! 本物の人魚だぞ! ミイラ人魚!」
「語呂が気持ち悪ぃな。人魚のミイラだろ。いや、どっちでもいい。はぁ、何かと思えばくだらない。お前が作ったんだろ?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-05 11:00:00
1451文字
会話率:93%
「いつか出会うことができたら、お渡ししてください」桐の箱に丁寧にしまわれた小さな笛。壊れていて、その音は聞けない。――ある冬の日訪れた老人に、長年の想いを託された瑠璃。預かりものを抱えて、謎めいた人々『遊木民』を探す旅に出る。
※※閉鎖した
自サイトに掲載していた作品を修正したうえで投稿です※※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-04 21:00:00
61066文字
会話率:48%
「道、というものは、祖先たちが用意してくれたものを子孫である我々が使っているにすぎない」
俺は、椙村教授の現地調査に同行して、長い夏休みにある村を訪れた。
そこには研究者であれば誰もが欲しがる史料や伝承、慣習が残っていた。
最終更新:2023-08-19 17:47:43
9730文字
会話率:32%
私の中学生の頃に亡くなったおばあちゃん。久しぶりに実家に帰ると、そんなおばあちゃんの遺品がひとつ発掘された。桐の箱の中に入っていたのは・・・?
最終更新:2021-07-09 22:07:38
3121文字
会話率:59%
ケサランパサラン。
白い毛玉のような物体で、空中をフラフラと飛んでいると言われる。
穴の開いた桐の箱の中でおしろいを与えることで飼育でき、増殖したり持ち主に幸運を呼んだりするといわれている。
最終更新:2010-07-01 23:15:50
3812文字
会話率:17%