時空を超えた大激論! あの哲学者たちが「誤解」に物申す!
もし、歴史に名を刻む偉大な哲学者たちが、現代に蔓延る自らの思想への「誤解」に、直接反論できるとしたら…?
そんな夢のような舞台が、今、実現する! 架空対談番組『歴史バトルロワイヤ
ル』は、「誤解されし哲学者たち」を時空を超えてスタジオに召喚!
快楽主義=享楽主義と誤解されるエピクロス
「マキャヴェリズム」の語源となり非情な策士と恐れられるマキャヴェッリ
その名が独裁体制と結びつけられがちなマルクス
そして「神は死んだ」の言葉が悪用され、ナチズムの父とまで呼ばれたニーチェ。
可憐にして鋭い「物語の声を聞く案内人」あすかの司会のもと、彼らは積年の汚名をすすぐべく、自身の哲学の真意を熱く語り始める!
「快楽とは心の平静だ!」
「儂は現実を述べただけだ!」
「それは私の理想ではない!」
「俗物の曲解には我慢ならん!」
各ラウンドでは、一人の哲学者が弁明に立つも、他の哲学者たちから容赦ないツッコミと反論が浴びせられる!
「個人の幸福」vs「社会構造」!
「現実主義」vs「理想主義」!
「平静」vs「闘争」!
「国家」vs「個人」vs「階級」!
古代ギリシャから近代ドイツまで、異なる時代、異なる思想が真っ向から衝突!
エピクロスの穏やかな幸福論に、マルクスとニーチェが牙をむき、マキャヴェッリの冷徹な現実主義に、エピクロスとニーチェが疑問を呈す。マルクスの社会変革論は、他の三者全ての前提を揺さぶり、ニーチェのラディカルな価値転換論は、スタジオを究極の緊張状態へと叩き込む! まさに言葉と言葉が火花を散らす「思想の総合格闘技」!
単なる「お勉強」ではない、知的な興奮と人間ドラマに満ちた、前代未聞のトークバトル!
あなたが知っていたはずの「哲学」のイメージが、根底から覆される一夜が、ここにある! これを見れば、彼らの著作をもう一度読み返したくなること間違いなし!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-11 00:51:35
34193文字
会話率:45%
ある作家対談。
呼ばれた二人が共に「言葉」に対する拘りを持っていたため、
どんな荒れ球でも捕球しに行く終着点不明の言葉のキャッチボールが始まりました。
大暴投の保険にR15付けてます。
なお、この対談はフィクションです。
登場する人物・団
体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-15 16:48:22
19758文字
会話率:81%