一九四三年五月二日、イギリス領セイロン島首府コロンボに日章旗が翻った。
スプルーアンス提督のアメリカ第五一任務部隊、サマヴィル提督のイギリス東洋艦隊はすでに壊滅し、ここに枢軸軍によるインド洋支配が確立した。
再建された機動部隊を失った
アメリカは、長期間にわたって対日反攻作戦を行うことが不可能となってしまった。
一方、南太平洋海戦の損害から立ち直った帝国海軍の母艦航空隊もまた、再編が必要であった。
だが、それによって訪れた膠着状態は、次なる血戦に向けての準備期間に過ぎない。
一九四三年後半に枢軸国・連合国のそれぞれの陣営で起こった出来事は、来たるべき一大決戦に向けた壮大な序奏(プレリュード)といえるものであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-07 13:31:49
30283文字
会話率:0%
今回のコンセプトは、ダグラス・マッカーサーとドワイド・アイゼンハワーの役職を逆転した第二次世界大戦です。他に変更点はありません。
派手で行け行けドンドンな欧州戦線と、地味で堅実で無駄のない太平洋戦線が展開していきます。
そこで今回は、
主な視点はアメリカ側です。日本とドイツは、単なるヤラレ役となります。
というか、ダグラス・マッカーサーその人以外の全てが迷惑を被ると思います。
なお、枢軸軍マンセーな方にはかなり「鬱」な第二次世界大戦となるので、ご覧にならない方が賢明だと思います。
それでは、此度も虚構の世界へと参りましょう。
(なお、私どもが製作した同人誌からの転載になります。イラスト、図版は掲載しません。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-18 20:53:37
36031文字
会話率:0%
第一次世界大戦終了時点から発達した蒸気力によって、まったく戦争のありようが変わってしまった第二次蒸気世界大戦を年次形式で書いていく予定です。
3人の登場人物が織り成す仮想戦記をお届けできればと考えています。
最終更新:2018-07-17 15:10:45
12036文字
会話率:16%