見た目は幼女だが、スフィーダは二千年以上もの時を生きている特別な存在である。そのため、人々からは魔女と呼ばれたり、神と崇められたりしている。そんな彼女の現状の立場はプサルムという国の女王陛下。ヒトを超越した自らが政治や戦争に参加すべきではな
いとの方針に基づき、国の運営は配下の者に任せている。
よって、スフィーダにはこれといってやることがない。
まったくと言っていいほど、やることがない。
だけど、相手をしてくれる側近くらいはいて、その男の名はヨシュア・ヴィノーという。年齢は二十三歳。融通のきかないところはあるが、間違いなく有能だ。他愛のない話に紳士的に付き合ってくれる忠臣でもある。
それでもおしゃべりをしているだけでは、どうしたって退屈だ。
ゆえに、彼女は今日も暇を持て余すのである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-21 00:13:17
9827文字
会話率:51%
戦国の世下向上を初めて行ったと言われている北条早雲(伊勢新九郎盛時)が、今川氏や室町幕府との関係を保持しながら自らの理想とする「民のための国造り」を完成させるまでの時代小説です。
早雲がなぜ、一介の素浪人としてしか見られなかったのか、関
東や伊豆をなぜ本拠地に選んだのか等を誕生から死ぬまでを私なりにまとめて小説にしてみたものです。
当時の政治や戦争、足軽の発生等についても言及して書いていく予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-08 15:00:00
4623文字
会話率:40%
知らない人はもちろん、クラスメイトとすらもまともに話せない超絶コミュ障の俺、葛西稀織は高校独自の制度、『強制入寮制度』により、寮生活をすることになる。新しい友達ができるかと期待する稀織だったが、与えられた部屋は何故か一人部屋。しかも他の部屋
から遠く離れている。不審に思いながら中に入ると、稀織は不思議な扉を見つけ、その扉が異世界へと通じるということを知る。その世界で、稀織は自分の知っている豆知識や雑談を活かし、文明を発展させていくと同時に、コミュ障も克服しようと奮闘する、という話。異世界で文明発展系の話です。物語が進むにつれていつの間にかハーレムが出来上がっていきます。テンプレやご都合主義な展開も含むと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-17 22:55:41
9879文字
会話率:30%