いじめの見て見ぬ振りが一番良くない。
なんて言うじゃない?
私はそうは思わないんだよね。
誰だって虐められるのは嫌だ。
我が身が一番可愛い。
それを棚に上げて、責めたくはない。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申
し訳御座いません。
注意事項2
いじめの見てみぬ振りって、仕方がないと思うんですよ。
虐められてた側だから分かるんです。
庇った事によって自分が対象になる恐怖。
また虐められると思ったら、きっと掌返しでいじめてしまうかも知れません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-16 19:08:52
888文字
会話率:36%
「みんなが無事でよかった……」
傷だらけの身体でアキは一人呟いた。この学園ではアキが皆を守らなくてはいけない。他に頼れる人はいるけれど、どうしても特殊体質のせいでアキが皆を守る方が効率がいい。
だから今日も皆を守る。本当は逃げたいけどそ
ういう使命のもとで生まれたから。
身体が欠損しても、目が見えなくなってもそれは変わらない。
痛みは怖い。アキだって普通の感性をした人間だ。使命を捨てようとするし周りの人間より我が身が一番だったりする。けどなんだかんだで周りを切り捨てることができない。
それを強制させるアキの特殊な体質、それは――どのような怪我を負おうと蘇ることができること。
このせいで周囲が負う傷はアキが受けることになり、周りもそれを知って曇っていく。
これは逃げたいけど逃げられないアキと、それと同時に曇っていく友人達の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-19 19:20:00
58058文字
会話率:42%
大学4年の安藤菜月は、7月もおわりに近づいているのに、内定が一つもないどころか、一次選考さえ通過したことがなかった。新型コロナウイルスの影響で、合同企業説明会は無くなり面接も急遽webに切り替わり、採用人数を減らす企業も出始め、一気に変わっ
た時流に翻弄されているうちに、夏が始まろうとしていた。焦りを感じる菜月のもとに、申し込みした記憶のない企業から面接の案内が届く。藁にも縋る想いで面接に臨んだ菜月は、なぜかド派手な宴会場に通されて……。
「働きたくない。そして、それ以前に、もう生きていたくないの」
「――結局人って、我が身が一番可愛いのよ。だから、他人が障害抱えてても平気な顔して受け入れたように個性って言うの。でもね、それが自分のこととなると、途端に受け入れられなくなるの」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-04 23:41:41
7556文字
会話率:18%