1865年に岡本文平が樺太全島を海岸沿いに踏査したときの記録を現代語訳したもの。このとき歴史上初めて樺太が島であることが証明された。
全島踏査の行程と到達日を記したイラストを挿入しようとしましたが、画像が小さくなり文字が読めないため、挿入は
控えました。
みてみんには画像をアップいたしましたので、ご興味のある方は、サハリン島全島踏査図、あるいは五行 理(ゴギョウ サトル)で検索の上、ご確認ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-11 19:56:01
47953文字
会話率:0%
この物語の主人公は、越後の百姓の倅である。
本当は跡を継いで百姓をするところ、父の後釜に邪険にされ家を出たのであった。
江戸に出て、深川で飛脚をして渡世を送っている。
歳は十九、取り柄はすけべ魂である。女体道から女観音道へ至る物語である。
慶応元年五月、あと何年かしたら明治という激動期である。
その頃は、奇妙な踊りが流行るは、辻斬りがあるはで庶民はてんやわんや。
これは、次に来る、新しい世を感じていたのではないのか。
日本の性文化が、最も乱れ咲きしていたと思われるころの話。
このてる吉は、飛脚であちこち街中をまわって、女を見ては喜んでいる。
生来の女好きではあるが、遊び狂っているうちに、ある思いに至ったのである。
女は観音様なのに、救われていない女衆が多すぎるのではないのか。
遊女たちの流した涙、流せなかった涙、声に出せない叫びを知った。
これは、なんとかならないものか。何か、出来ないかと。
……(オラが、遊女屋をやればええでねえか)
てる吉は、そう思ったのである。
生きるのに、本当に困窮しとる女から来てもらう。
歳、容姿、人となり、借金の過多、子連れなど、なんちゃない。
いつまでも、居てくれていい。みんなが付いているから。
女衆が、安寧に過ごせる場を作ろうと思った。
そこで置屋で知り合った土佐の女衒に弟子入りし、女体道のイロハを教わる。
あてがって来る闇の女らに、研がれまくられるという、ありがた修行を重ねる。
相模の国に女仕入れに行かされ、三人連れ帰り、褒美に小判を頂き元手を得る。
四ツ谷の岡場所の外れに、掘っ立て小屋みたいな置屋を作る。
なんとか四人集めて来て、さあ、これからだという時に……
てる吉は、闇に消えたのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-29 22:05:25
143797文字
会話率:76%
慶応元年 5月11日 その日、1人の男の首が落ちた。
そのもの稀代の人斬りと謳われ恐れられたが、最後は無宿人として打ち捨てられる。
自分の人生もこれで終わりかと、意識を離すが、不思議とさい覚醒してしまった。
男が現状を認識できずにいると
、神と名乗る子供に話しかけられた。
「鉄蔵、新しい世界で生きなおしてみないかい?」
理由はわからない。神かどうかも不明。
だが男はもう一度生きれるならと、神を疑いながらもその手を取ってしまう。
PS とう小説は歴史上の人物が異世界に転移したら?を題材としています。
物語の展開上、神さまがチラホラいたずらしてきますが、愛嬌っちゅう事で。
では可愛らしいウザ神と岡田以蔵が贈る異世界転生ファンタジーをお楽しみください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-27 21:25:54
112352文字
会話率:53%
慶応元年。風雲、急をつげる幕末。新撰組が警備する京にて剣豪ばかりを狙った新手の辻斬り事件が頻発した。新撰組、土方歳三は一計を案じ沖田、原田を伴い辻斬り事件の調査、撲滅にのり出すのだが…。
最終更新:2009-01-28 10:13:10
2620文字
会話率:55%