「飢えてない! 飢えてないけど、初夜希望なの! 私はペットじゃなぁぁぁぁい‼」
転生者であるミレイヌは、両親と兄の愛情たっぷりにスクスク育っていた。
前世で家族の愛を知らなかったミレイヌはその愛と言葉を疑うこともなく、気づけば白豚令
嬢と陰口を叩かれるまでに成長。それでもそんなのはただの僻みだと気にすることもなく、ただ幸せに暮らしてきた。
婚約者であるランドが戦地より七年ぶりに帰国。その王命と本人の希望により顔合わせもせぬまま二人は結婚式を迎える。
七年ぶりの婚約者が白豚になってしまったことを知ったランドは驚いたものの、何かを言うことはなかった。
ただ結婚生活において、初夜を迎えることもなく半月あまり過ぎた頃、ミレイヌはランドから愛されてはいるものの、自分がペット枠になっていることを知ってしまう。
これでは自分が夢見た新婚生活とは程遠い。前世の記憶を駆使しペット枠から愛され妻となるダイエットを始めるものの、元来の性格も相まって、ゆるーくずぼらな感じで我が道をゆく。
白豚令嬢×ずぼらダイエット=かなり手抜きなスローライフで溺愛初夜を目指して見せます!
そう、ダイエットは明日から~。
*R表現はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 17:46:37
60088文字
会話率:39%
☆「初恋相手の王女の心配ばかりしている婚約者と、スッキリさよならしました」の連載版です。
【主人公が隣国に行き、変人だけど素敵な王太子に溺愛されながら、ドキドキワクワクな珍事件に巻き込まれる話】
☆1章は短編と同じ内容です。
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婚約者は別の女性を愛し、私を長いあいだ傷つけてきた。
その結果、彼に対する愛情はすっかり冷め。
縁を切りたいと考えるようになった。
そして私は今、ビッグチャンスを掴みかけている――……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 20:30:05
138456文字
会話率:43%
アンナは父の紹介で素晴らしい夫を得る事ができた。
彼はとびきりハンサムで、親切で、寛大で、まだ若いのに騎士団でも出世している。
アンナはとても幸運だったと言えよう。
ところがこれ、逆の立場から見たらどうなるだろう?
――優秀なベルナールは、
上役の娘を娶る事になった。
彼は本当に貧乏くじを引いたと思うわ……アンナはどうしても申し訳なさを感じてしまうのだった。
しかしまぁ……何だかんだで愛され妻です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-02 19:45:00
113727文字
会話率:34%
長年片思いしていた幼馴染のレイモンドに大失恋したアデレード・バルモア。
自暴自棄になった末、自分が不幸な結婚をすればレイモンドが罪悪感を抱くかもしれない、と非常に歪んだ認識のもと、女嫌いで有名なペイトン・フォワードと白い結婚をする。
初顔合わせにて「君を愛することはない」と言われてしまい、イラッときたアデレードは「嫌です。私は愛されて大切にされたい」と返す。
あまりにナチュラルに自分の宣言を否定されたペイトンが「え?」と呆けている間に、アデレードは「だったら私は貴方を愛さないので、貴方は私を愛することでお互い妥協することにしましょう」と詰め寄る。ペイトンは、何故かこの想定外の提案を承諾してしまう。
かくして、愛され妻と嫌われ夫契約が締結された。
出鼻を挫かれたことでアデレードが気になって気になって仕方ないペイトンと、ペイトンに全く興味がないアデレード。温度差の激しい二人だったが、その関係は少しずつ変化していく。そんな中アデレードを散々蔑ろにして傷つけたレイモンドが復縁を要請してきて……!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 14:41:34
152685文字
会話率:45%
社畜OLの沙莉は乙女ゲームを毎日の癒しに生きていた。
しかしある日突然、不思議な光に包まれて見知らぬ場所……否、ゲームで見覚えのある冒頭の舞台となる王宮内に飛ばされてしまう。
疲れ過ぎて白昼夢でも見ているのだろうか?
そう考えていた最中、
ふと推しの姿を見つけた彼女は後先考えずに言い放った。
「ディック様。良かったら私と結婚してくれませんかっ!?」
勢いだけで求婚した召喚聖女が、推しに気に入られて幸せになる話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-11 07:16:09
3700文字
会話率:19%