正義を信じていた。
地球が美しくなるような、人々が悲しみの涙を流さなくて済むような、そんな絶対の正義を。
最終更新:2024-04-21 16:24:16
4690文字
会話率:0%
エミリア・レロヘス子爵令嬢は、妹アデリーナの誕生日を祝うパーティーで、婚約者であるヤミル・クルーガー伯爵令息から婚約破棄を告げられる。
アデリーナが、数々の嫌がらせを受けたと嘘を吹き込んだからだ。
その場で母マリアンからも、レロヘス家からの
放逐を宣言されてしまう。
エミリアは涙を流すが、それは悲しみの涙ではなく、喜びの涙だった。
彼女は、この婚約破棄の場面を何回も経験していた……
初めての放逐という結果に喜び、母の気が変わらぬうちに……と足早にレロヘス家を去る。
その後のエミリアの物語――
妹のアデリーナと母親のマリアンの“ざまぁ”は、8・9・10話と後半にもあります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-26 18:08:43
103301文字
会話率:43%
葵と央雅、二匹の貓の奇跡的な出会いを中心に、
様々な貓が勇貓皇国の国難に向かって立ち向かう物語。
主役である葵は勇貓皇国の北にある寂れた村、潘で華やかな都会に出ることに憧れる貓。黄金地に黒い縞模様と黄金色の瞳を持つ十五歳の雄だった。そして
葵は通常長いはずの尾が切られた短尾だった。短尾とは犯罪者や重罪者の家族に施される見せしめの刑として勇貓皇国に伝わっていた。短尾の貓とは差別の対象だったのだ。
それらを理由に育ての親、叔父の誠心から村を出る事を許されていなかったが。しかし偶然出会った黒い雄の貓、穎悟との出会いを経て、ついに勇貓皇国の皇都勇壮へ行く事を決意する。叔父誠心に見送られて葵は旅立つ。二月による旅路の中で、迅江という友を得て、ついに葵は皇都へと辿り着く。
そしてもう一匹の主役である央雅は皇国から遠く離れた子族の国、子凛公国で暮らす十五歳の雌の貓だった。央雅も葵と同じように短尾だったが、親からは事故で尾が切れてしまったと教えられていた。家族と共に平穏な日々を過ごしていたがある日、突然家に賊が侵入して両親を殺される。悲しみの涙に暮れる央雅に、同じく生き残った姉が勇貓皇国へ行こうと提案する。子凛公国を離れ、二匹は一路、皇都勇壮を目指す旅に出る。
その頃、皇都では皇子である勇雲が民を戯れに虐殺していて、軍の将軍たちも頭を抱えていた。しかも皇帝はそれを咎めることをせず、勇雲は野放しのまま民の死体だけが増えるという有様だった。勇雲の凶行によって、様々な者たちの悲しみや苦しみが鬱積する中、葵と央雅、二匹の出会いをきっかけに勇貓皇国の運命の輪が動き始める。
それはやがて民や軍、皇宮を巻き込んで大きなうねりとなっていく。民の暴動の気配が濃厚な国の行方に皆が解決を求めて奔走を始め出す。
それと同時にかつて突然の死を遂げた、前の皇帝の物語が語られ出す。事の真相が次第に明らかになる中で、様々な貓の過去の因縁と現在が一つになる。明らかになった事実はやがて収束に向かって物語を大きく動かしていく。
これは己の意思と運命に身を委ねて、懸命に生きる貓たちの物語です。
この作品はラインノベルにも掲載しております。
https://novel.line.me/r/general/novel/8603
ツイッター:@aoi_miyabi0820折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-03 20:00:00
158760文字
会話率:24%
その怪盗は花嫁の涙を盗むために現れる。
心かよわぬ忌まわしき儀式から悲しみの涙をさらい、笑顔を取り戻すために。
エンターテイメント花嫁泥棒ストーリー。シンプルなストーリーと大仰な言い回し。セリフはぜひ棒読みでどうぞ。
カクヨム同時掲載
最終更新:2017-01-29 22:10:52
111682文字
会話率:52%
涙というものは悲しい時に限らず泣きたい時に泣けばいい、という感じの話。
最終更新:2016-06-12 07:00:00
203文字
会話率:0%
「あなたが心から笑ったのはいつですか?」
仏頂面の辻井里桜《つじいりお》が
新入社員の阿盛大輝《あもるだいき》と出会い
忘れていた自分の感情を取り戻していく。
その先に待っているのは、幸せな笑顔か悲しみの涙か。
キーワード:
最終更新:2013-07-08 16:47:32
5090文字
会話率:47%
ある日のこと、河童のヨブは幼女に出会います。ヨブは孤独な幼女に同情してしまい、悲しい思いをするのは分かっていたのに、お友達になってしまいました。人間と河童は住む世界が違うのですから、いつか別れの時がくるのです。
やがて少女は、小学校へ通
うようになり、すこしづつ幼女から少女へと成長してゆきます。そして好きな男の子が現れると、幼女の目には河童のヨブの姿が映らなくなりました。
ヨブの涙は、幼女の成長を祝福する涙でもあり、別離の悲しみの涙でもあります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-08 21:33:59
2638文字
会話率:26%
これは、悲しみの涙か。それとも、痛みの涙か。はたまた、苦しみの涙か。
伝わることのない想いが、酷く虚しいーー。
最終更新:2012-08-11 10:30:54
2385文字
会話率:36%
バルト諸国にある古都クライペダ。かの国は小国ゆえにロシアとドイツの列強諸国に侵略をされてしまい領地に甘んじてしまう。
クライペダのあるリトアニア・ケーヒンスク。中生代の古代の蠢きが琥珀となって神々しく光り輝くのである。
悲しみの琥珀の夢
はどんなものであろうか折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-05-16 16:04:34
15275文字
会話率:12%