亡国の王子は「眉目秀麗」、「明朗闊達」、「有智高才」と四文字熟語に事欠かない希代の天才。
かたや私は冴えない弱小国の第四王女。
彼と出会えたのは、ある種の奇跡でした。
一目惚れした初恋の王子。お近づきになれるかと思いきや、彼には「僕の存在
意義」と豪語するほどの美しい妹がいて……?
一見完璧な王子には、残念過ぎる唯一の欠点がありました。
地味ッ子で弱々な王女が、シスコン王子に惚れてしまったお話です。
※本文のほとんどが主人公の一人称語りです。
単体でも読めるように書いていますが、『没落の王女』スピンオフです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-31 10:20:05
126137文字
会話率:35%