祝福の調香師。
人並み外れた嗅覚を持つセレネはそう呼ばれていた。
だがある日、悪女だと断罪されて調香師の資格を失うことに。
仕事を探してたどり着いたブルジュの町の職人街。セレネは日用品店で働きはじめる。
祝福の調香師は悪女。そんな噂が広がる
中、自分の嗅覚を隠して静かにここで暮らしていこうとセレネは思っていた。
それなのに、出来損ないと呼ばれる領主の息子と出会い、なぜだか様々な事件を解決させられることになるのだった。
※R15は念の為です。
※恋愛要素は遅めかもしれません。
※タイトルは変更するかもしれません。
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-01 18:00:00
17967文字
会話率:22%
バネッサ・プロメルスはどこにでもいる農家生まれの平民だ。
けれど、なんの前触れもなくカルディア大国王に『聖女』認定されてしまい、全てが変わる。
王が言うには、今世の聖女の役割とは、伝説の英雄であり、魔王の呪いで不死者となった剣士に仕えること
だという。
遥か昔の栄光を敬う気持ちは風化し、英雄に聖女を捧げる生贄制度と化した国の面倒事を押し付けられたバネッサは、とりあえず剣士が住む秘境とやらで菜園計画を立てることにした。
――だが、そこは干乾びた大地が広がり、枯れた木しか生えておらず、おまけに水源もない。そのうえ常時ほの暗く、太陽も見えない。そんな土地で野菜が育つわけもないと、英雄たる剣士に追い出されそうになりながら、バネッサは魔法と農具を片手に今日も土を耕す。そんなバネッサの周りには、なぜか魔族が集まり始めて…!?
◆ご閲覧、ブックマークありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-27 22:20:24
224041文字
会話率:42%