落合さくらは幼少期から自分を蝕む病を治すため、成功率の低い手術に臨んだ。
現在の日本では成功率を上げる方法として、術中にゲームの世界へ飛び込めるようになっている。
人間は何かに夢中になると生きる気力が湧き、成功率が上がると証明された
結果、この方法が主流となっていた。
もちろん、命に関わるものは除外されている。
そしてさくらが選んだのは、『恋のかたちを知りたくて』だった。
この乙女ゲームは、攻略キャラ全員に想い人がいる設定。
そのせいで人気がなく、誰もクリアした事がなかった。
その未練から、攻略キャラ達に魂が宿っていた。
しかし、この乙女ゲームはクリアしたら消えてしまう運命でもあった。
そこで生きるみんなを助けるため、さくらは奇跡を起こす。
数々の試練を乗り越え、手術は成功。
ようやく、さくらの望む生活が幕を開ける。
奇跡により、現実の世界と乙女ゲームの世界が融合。人々の記憶からもゲームの存在は消し去られていたはずだった。
けれど、転入生・黄野菊花だけは覚えていた。
あったはずの現実と、なかったはずの現実で生きる2人の少女が出会う時、新たな世界が動き出す。
彼女達が掴み取るのは奇跡か、それとも破滅なのか。
未来は、神のみぞ知る。
※こちらの作品は『恋のかたちを知りたくて〜私は攻略キャラの恋のお手伝いをしたいんです〜』の続編となります。
※この作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-04 17:41:12
162240文字
会話率:40%
落合さくらは乙女ゲームが大好きな、余命僅かな16歳の少女。
けれど、手術を受ければ助かる可能性があり、さくらはその手術に臨む。
この時代の日本の医療は目覚ましい進化を遂げており、手術の成功率を上げるため、術中はゲームの世界へ飛び込め
るようになっていた。何かに夢中になると生きたいと思う気力が湧き、成功率が上がる事が証明され、このような術中の過ごし方が主流となっている。
生きたいと思う気持ちをうまく利用して、さくらの両親は手術を成功させようとしていたが、本人にはあまり生きる希望がない。
そんな彼女が選んだゲームは、キャラクターのイラストがなく、誰もクリアした事のない乙女ゲームだった。
イラストがない事が話題を呼んだこの乙女ゲームは、攻略キャラ全員に想い人がいる設定。そのせいで人気がなく、いつの間にか『何のために作られたかわからない乙女ゲーム』と言われるようになっていた。
誰からも必要とされていない乙女ゲームと自分を重ね、さくらはこのゲームをクリアする事を決意する。
ただし、自分は恋をせず、攻略キャラの恋のお手伝いをすると、決めて。
そんなさくらを待ち受けていたのは……、魂の宿る物語の進行をサポートするナビと攻略キャラ達だった。
仕組まれたような出会いの中で、さくらはどのように生きたいのかに気付く。
そしてこの不思議な乙女ゲームは、心から願った事を1度だけ叶えてくれる事が明らかになる。
さくらは何を願うのか。
その願いは本当に叶うのか。
この結末は、神のみぞ知る。
※この作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-07 19:00:00
166615文字
会話率:48%
平凡な女子高生として過ごしてきた舞子はある日、未来の世界にタイムスリップしてししまう。
今までの知識、価値観が通じなくなった世界では何をしても周りから浮いてしまい、トラブルを呼び寄せます。
未来で知り合った菜湖や蓮と共に困難に立ち向かい
、元の時代に戻る手立てを模索します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-17 00:00:23
1911文字
会話率:27%
辛い過去を乗り越えた大翔と優真。
不器用な二人が描く恋のかたち。
生きる意味なんかなくてもいい。でも、そんなに欲しいなら俺を意味にしてくれ。
僕が守るからもう、一人で傷つくのはやめて。
綺麗な恋のかたちなんかより自分たちで作り上げた
異物な恋のかたちのほうがよっぽど綺麗だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-15 15:47:02
21949文字
会話率:70%
喫茶店で働くアイドルウェイトレスのアイリーンは、お店に関わる誰かの粋なはからいで、年明けから開校する魔法学城へ入学する。
魔法学城での生活を楽しく感じながらも、誰が自分の学費を払っているのかを知りたくて、お礼がしたくて、とにかく気になって
、勉強なんて頭に入ってこないし、喫茶店の仕事もミスが増えるばかり……。
そんな日々が続いて数ヵ月後の初夏。遂にアイリーンのために学費を出資してくれている人物が明らかに!
更には出資者から恋の告白までされて……!?
果たしてどうなってしまうのか。。
これは、喫茶店に集う男女と、魔法学城に通う学生たちの、恋のかたち、愛のかたち。
※BL要素もあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-13 16:26:28
7463文字
会話率:53%
地元、堺の高校に通う高校生の透は、自分に興味のある人を見つけてはどんな人物だろうと密かに観察することを楽しみとしていた。そんなある日の放課後、透は最近の観察対象としていた京子に声をかけられ、二人きりで話すことに。妙な期待を胸に付いて行った透
だが、そこで京子に今までの観察記録をすべて見抜かれていたことを知らされる。同じ趣味を持つ人間は透だけではなかった。
透以上にすべてを見透かすような京子に、透はただ従うしかなく、一日京子に付き合う羽目に。歴史好きな京子に連れられ、透は大仙古墳を散歩することになった。そこで、言い争う男女を目撃する興味が湧いた透と京子はその二人を観察するのだが、京子がふいにその男女に話しかけて――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-02 19:55:16
13202文字
会話率:40%