エクリシア男爵家令嬢ミリーナは幼い頃にジェンという名の少年と知り合い、その笑顔に幼い恋心を覚えた。
指切りをして再会を約束するも、ジェンとはその後、音信不通になってしまう。
それから10年後。
ミリーナはジェフリー王太子主催のパ
ーティに出席し、偶然テラスで2人きりとなり少しだけ会話をした。
するとその数日後に、ミリーナは王太子付き女官に指名されてしまったのだ。
この地位は王太子の未来の妃候補となったことを意味している。
突然の事態に驚くミリーナに対して、ジェフリー王太子は積極的なアプローチを開始した。
思い出の中にあるジェンの笑顔と、目の前のジェフリー王太子の笑顔。
2人の間で揺れるミリーナの恋心が描かれます((注)2人は同一人物です)
しかしミリーナが王太子妃になったことを快く思わない人間がいた。
国家簒奪を企むリフシュタイン侯爵とその娘アンナローゼである。
時に命を狙われ、時に強制ロストバージンさせられそうになるミリーナの、スリリングでドキドキな王宮恋愛を、ぜひ読んでいただければ嬉しいです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-08 21:37:11
105233文字
会話率:46%
幼い頃の僕は、体が弱くて周りの同世代の子達と交われずに何時も一人で遊んでいた。
母も父も独りぼっちの眞を気にしていたが、眞は変わらずいたってマイペースに一人遊びをしていた。。
そんなある日の事、公園で一人で居る眞に声を掛けてくる少年がいた。
眞は、最初は恥ずかしさと気の弱さで返事すらできなかったが、笑顔で誘う少年の強引さに負け一緒に遊ぶようになった。
公園に行くとふと現れる少年と言葉を交わす間柄になり一日一日と心を許せる相手となり過ごす時間と共に
少年と遊ぶことが楽しくなり走ったり体を動かして遊び一緒に過ごす事が多くなっていった。
体を動かすことで、体力もついて病気をすることも減っていき元気になる眞を見て父も母も喜んでいた。
出会った秋から季節が何度も変わりゆき2度秋が過ぎた頃、丁度小学校3年に上がる前の年のクリスマスに少年から突如別れを告げる。
眞は、突然の事に訳も分からず体の半分を失ったように感じて、その場で泣きじゃくった。
悲嘆にくれた眞だったが、時が過ぎ涙も忘れた頃には新しい友達も出来て寂しさも少年の事も季節が変わる度に薄れていった。
何度目の秋だろうか、あのころとは違い活発で生意気な少年に育った眞は。あの別れから5年経ち中学生になっていた。
秋の終わりと共に現れた思い出の少年と眞は、再び出会い不思議な経験をしていく。。
◎この物語は、日本古来の個性的な神使達と人との縁と不思議な物語である。
※神使とは、新道においての神の使い、もしくは神の眷族で神意を代行して現世と接触するものと考えられる動物。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-08 08:59:23
10637文字
会話率:31%