なろう みんなへの 応援メッセですニャ。
最終更新:2020-05-19 00:49:08
568文字
会話率:0%
雪深い森で目を覚ましたネアは、迷い込んだ物語のあわいの中で美しい魔物に出会う。
本に記された物語が終われば、元の場所に帰れると言うけれど、ずっと一人ぼっちだったネアにとって、偽物の契約を交わした老獪で優しい魔物と過ごす日々は、初めて手にし
た幸福な時間だった。
物語が終われば二度と会えなくなるこの魔物には、帰りを待つ人がいるらしい。
寂しさを隠して大切な魔物を家に帰してあげようと奮闘するネアと、ネアが大好きな困った魔物が、不思議な魔術と人ならざる者達に溢れる、美しい雪のウィームで過ごす数日間の物語。
(※毎日18時~19時の間に1話ずつ更新してゆきます)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-17 00:00:00
160559文字
会話率:30%
どんなかったるい世の中でも帰りを待つ人がいる。それだけで自分の人生は幸せと胸を張って言えたし、家族とさえいれれば幸せを感じかられた38歳サラリーマンの有馬 柊。だが仕組まれた痴漢の冤罪により人生はぶち壊され、妻と娘は自殺にまで追い込まれ後を
追うように自分も命を絶った。
気がついたら見知らぬ場所で目を覚ました柊。その世界は自らに痴漢の冤罪を押し付け人生をぶち壊した2人が勇者として順風満帆に何の不自由なく過ごしている世界だった。
聞けば今人間族は他の4種族である森精族。悪魔族。精霊族。獣人族からの進行により戦乱の世に突入しそうだとか
聞けば2人は人間族の光であり希望だとか。
なら自分のやることは1つしかない。やつらが人間族の光なら自分が人間族の闇になろう。やつらが人間族の希望なら自分が人間族の絶望になろうと。やつらを勇者と仕立て上げてしまう他の奴らの事なんか知ったことか。
そうして1人の復讐者による異界の地での異界の全住人を巻き込んだ復讐劇が幕を開ける折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-08 18:33:42
4762文字
会話率:65%
紀元前
恐竜が絶滅したかもしれない世界で、人々はただ待っていた。
待ち人は何かを来るのを信じてる。信じてる。信じてる。
何故、僕らは待つのだろう。誰を待っているのだろう。
ただ待つことしかできない者は何を待っているのだろう。
ただ人々は
待つ人がいるから、待っていた。
何が来るのかも知らないで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-23 00:41:51
2954文字
会話率:43%
小説なんかじゃありません。
ただわたしが叫びたかったことです。
言葉にしてなおまだなにかがつかえているように感じるのはなぜでしょうか。
わたしは本当は感謝なんてしてないのかもしれません。環境に感謝できるきれいな私でいたいだけなのかもし
れません。
結局、自分の感じていることを言葉に翻訳して誰かに伝えるというのは、感じていることそのものを伝える手段ではないのだと思います。言葉にした瞬間それはもう自分から離れ、1人で歩きだし他者になる。だから人はやっぱり1人でしかないんです。でも読者がいてその歯がゆさを読みとる人が、その言葉にならなかった思いを待つ人がいるから、私たちはその人に共感を求め今日も自分を翻訳していくんですね。わたしはこうして自分のことを言葉にすることで自分に共感して、認めたかったのかもしれません。だから人に感謝できるきれいな自分でなきゃいけなかったんです。だから本当のところは私にもわかりません。言葉にすることも、わたしが理解することもないわたしの世界なんです。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2015-05-07 20:22:35
681文字
会話率:0%