「君を救いたかった」
ある日、オーロット子爵家の娘フェリスは王城で目を覚ました。婚約者が義妹イザペンドラと浮気していたこと、家族から辛辣に扱われることに絶望し、自死しようとして川に身を投げたことを思い出す。
冷たい川からフェリスを助け
てくれたのは、なんと王国一の女嫌いと呼び声があるヴェルトアーバイン王子殿下だった。王子に自分の過去を打ち明ける最中、フェリスはこんなに我慢しなくても良かったのだと思いなおす。
「契約結婚しよう」
「はい?」
彼が持ち掛けてきたのは、見掛け倒しの契約結婚。フェリスは実家に戻りたくない一心と、命を救ってもらった彼に恩返しする目的で契約結婚を受け入れるのだけれど……?
「あの、契約ですよね?」
「そうだな」
「頭を撫でるのをやめてくれませんか? 食事が摂りづらいです」
なぜか彼は溺愛してきて……?
身長185センチのハイスペック王子×身長150センチ子ども体型の元弱気主人公による、高低差35センチの甘々な契約結婚ストーリー……(予定)
※ざまあありです。
※そんなに長くする予定はなく、1万~2万文字で終わる予定です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-29 12:53:36
40078文字
会話率:43%
誰もが憧れる『勇者』という称号。魔王を打ち倒し、民衆の羨望を一身に受ける英雄の証。そんな勇者の資格を持つ者として選ばれた少年『リオ・リネイブ』は、びっくりするくらい貧弱で気弱で、臆病だった。家から出たくないと自らの平穏を望む少年だったが、
彼の周囲はそれを許してはくれない。
美少女剣士や義理の姉、いたいけな白魔導士の少女に翻弄されつつ、彼は成り行きのまま冒険へと身を馳せることになる。
*剣と魔法の、王道成り上がり冒険ファンタジーのつもりです。
*只今、三章執筆中です。
*11/3 レビューを頂きました! 書いてくださった方、ありがとうございます!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-30 12:21:12
101143文字
会話率:31%
四方を海に囲まれた帝国のやや東寄りに位置する都。――帝都。女学生の杏子(あんず)は、そこで静かで無益な暮らしを送っていた。が、ある日突然に手にした一通の封筒によって日々は変わる。やんわりと強引に慣れた住まいから出され、鄙びた不思議な空間で
始まる新生活。用意されていたのは、庭付き平屋の一軒家と三人の同居人。そして告げられるのは、杏子の知らない彼女の担うべき役割……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-19 00:00:00
80876文字
会話率:24%