妻「事故よ」保険屋「自殺です」本人「どうでも良いや」
エブリスタにも投稿してます。
最終更新:2024-09-28 13:00:00
499文字
会話率:45%
「え?飛び降りようとしてる感じ?自殺したいの、どっちかというと振られた俺の方じゃね」眼下には海、ここは崖上。2時間ドラマで追い詰められた犯人くらいしか来ないようなこの場所で、海原大は元教え子の景信と再会した。「……お前、変わんねえなあ」ヘラ
ッとした調子で話しかけてくる景信。お前、あのときもこんな風にヘラヘラしながら、「先生、好きだよ」なんて言ってきたよな。どこか掴めない元教え子と、うまくいかない元教師の穏やかだったり穏やかじゃなかったりする日常。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-09 23:29:51
6874文字
会話率:43%
神なる竜が守る世界で、人が踏み入ることのない、いわくつきの森奥に暮らす少女――リリィは、元王女で、転生者だ。
幼い頃に実姉に崖上から突き落とされた拍子に前世を思い出した彼女は、だからどうということもなく国では病により急死したとの布令が出され
たこともあり、名前を変えて崖から落ちた自分を助けてくれた恩人たちとひっそりと生きることを決めた。
そんなリリィはある日、相棒の子竜と共に帰宅する途中で行き倒れの青年を見付ける。迷わず連れ帰ったはいいが、彼はとある国の王子で、森に住む〈竜巫女〉を探しているという。
――〈竜巫女〉ってなに?此処にはそんな人いないよ。は?私?冗談でしょ?
これは、本人は知らぬままに乙女ゲーム世界に転生した少女と、攻略対象の一人であるはずの青年の、本来の物語から逸れたおはなし。
※ゆるゆる不定期更新です。
※R15タグは一応の保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-01 07:00:00
190516文字
会話率:46%
桃太郎・かぐや姫・浦島太郎・金太郎・一寸法師・赤ずきん・鶴は同じ孤児院で育つ六人は院長…おじいさんの還暦祝いに八年ぶり集まった。
しかし、中々来ないおじいさん。そんな中、桃太郎の唯一のお供である柴犬の太郎がここ掘れワンワンとベランダに埋まっ
たおじいさんの死体を見つける。
その時、六人は思った。
犯人は自分に違いない!と
しかし、犯罪者並の性格・思考を持つ彼らだが、犯人はただ一人。性悪六人の犯人探し…犯罪の擦り付け合いが今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-08 22:00:00
3479文字
会話率:45%
ごめんね、百字に足りないけれど。
充電終わったら、あなただけの詩を書くからね。
最終更新:2021-02-22 22:44:04
203文字
会話率:0%
戦争中に妹を連れ隣国に亡命しようとしていた青年、王国騎士ジル・コンスタンスは、国境を目前にして狼の群れに馬車を襲われ、身を挺して妹が乗る馬車を守り、国境を越えさせるも自分自身は崖下へと転落する。
死を覚悟したジル・コンスタンスだが、木々が
緩衝材となりからくも一命を取り留める。
数日かけ、歩けるようになるまで回復したジル・コンスタンスだが、唯一崖上に上がれる一本坂を縄張りにしている巨狼により足止めを食らってしまう。
森の中で、巨狼を打倒すべく鍛錬を積み重ね、3年が過ぎた。
ようやく巨狼を倒すことに成功したジル・コンスタンスだが、念願の坂道を駆け上がると、時はすでに60年経過し、自分自身は老人と変わり果ててしまっていた。
しかし、年老いた見た目とは裏腹に、彼の体には漲る力が迸っていた。
生き別れた妹を探すべく、変わり果てた世界を旅する老人幻想譚ここに開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-30 15:09:26
11374文字
会話率:9%
夜の東尋坊から身を投げようとする男が居た。その背後に、「自殺ですか?」と訊ねる男が居た。そして二人は夜の東尋坊の崖上で、人の生き死にに関する言葉を交わしあうのだった。
最終更新:2019-03-29 05:07:34
5731文字
会話率:45%
男が知らない街を歩いて変な区画に迷い込む話。
最終更新:2017-09-12 01:06:24
2633文字
会話率:0%
同じ国でありながら、崖の上と下で生活水準がまったく異なる国があった。
500mの高低差でそれぞれの住民が交わることはなく、互いにその存在もあいまいだった。
そこに、誤って落ちてしまった崖上の少年。
崖上のゴミとともに落ちた彼を救ったのは、異
常な身体能力を持つ少年だった。
意識を取り戻した崖上の少年が見たのは、崖上のゴミを糧とする崖下の街。
けっして裕福な暮らしをしていたわけではなかった崖上の少年でも、その惨状に驚き、戸惑った。何より衝撃を受けたのは、そもそも崖下に街があり、人がいることを知らなかったことだった。
社会問題になってもおかしくない状況にも関わらず、何も知らないことに驚く崖上の少年をよそに、崖下の少年は崖下の住民にとっても崖上のことを知らないことを告げる。
見上げても、見えるのは岩肌の壁ばかり。
ゴミが落ちてくるので、何かあるだろうと思っている程度の認識しかない。そして、何があるのか確かめる術もない。
食糧難から、住民の盗みと暴力。
それを止め、取り締まる組織はない。
紙幣というものがなく、物々交換での取引。
それまでの常識が一切通じない崖上の少年は憤るが、崖下の少年はそれが普通だと答えた。
そんな中、なけなしの正義感を振るった崖上の少年を待っていたのは、容赦ない暴力。
崖下の少年によって、なんとか助かった崖上の少年。
ただ子どもを助けだけで、自らの命が危ぶまれるという状況にショックを受けずにはいられなかった。
そんな崖上の少年にたいして、崖下の少年は「余計なことをするな」と声を荒げた。
こんなの間違っている。
崖上の少年は思わずにいられなかった。
だから、崖下の少年に告げた。
―世界を変えて見せる―と。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-18 22:45:25
46513文字
会話率:24%
黒森の書く作品は或る意味で全て彼の自伝なのだが、これもまた自伝的要素の特に強い作品。執拗な感覚描写が際立っている。終わり方はボルヘスかラヴクラフトを思わせないでもない。
最終更新:2011-12-10 12:16:08
19660文字
会話率:0%
ミーネは一人大胆な野心を抱き人間の都、聖都を飛び出し、魔族が住む魔都を目指し一人旅立つ。そんな彼女が平原を歩く姿を、崖上から興味津々にみつめる魔族が二人いた。
最終更新:2009-03-23 18:14:43
5341文字
会話率:59%