むかしむかし。
とある多島海では、島越しに結婚をした夫婦がいたという。
盆を迎え、両家に顔を出すべく船に乗り込む夫婦。
このような時期に船を出すのはよくないと、皆から忠告を受けたのだが……。
最終更新:2022-02-24 23:36:16
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2011年3月11日、14時46分。未曾有の大災害が東日本を襲った。
あれから10年を迎えるに当たり、誰も知らなかった事実が語られる。奇跡的に、一軒残った家の作者が使命感を胸に、心の底から絞り出した魂の叫びを様々な思い出と共に紡ぎ出した。
キラキラとした島越の海の記憶と、全てを奪った大津波。涙と希望の記憶である。
書かずにはいられない。読まずにはいられない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-23 15:00:00
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