聖華高校に通う玖条白雪は、その名前とその美貌から、学校では白雪姫と呼ばれ憧憬を集めていた。
彼女は深夜、マンションの前で交通事故に遭いそうになったところを同じマンションに住む月下和樹に助けられる。
その時に怪我をした和樹を気遣って、一日だけ
食事を提供する白雪。
その一ヶ月半後、偶然再会した和樹に、白雪はあるお願いをして――
そこから二人の交流が始まった。
「父の様だと、思っているんです」
幼い頃に失った両親の記憶を大切にする白雪にとって、和樹は失われた幸せを感じさせてくれる存在となり、彼に父の姿を被らせる。
一方和樹はそんな白雪の距離感に戸惑いつつも、彼女を大切に思うようになっていく。
お互い家族のような認識で交流していく二人。
これは、少し年の差のある二人の、とてもゆっくりとした触れ合いの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-03 16:31:45
527209文字
会話率:35%
少し気弱な少女、シーラ・メルディスは城に仕える掃除婦である。いつも通りの一日を過ごすはずが、食堂で苦手な相手とぶつかったのを皮切りに、彼女の一日は日常からかけ離れて、どんどん濃くなっていく──!◆とある掃除婦の女の子が時を超えてプチアドベン
チャーを繰り広げるおはなし。本編3話+後日談3話の全6話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-28 18:25:24
27284文字
会話率:54%
日本を出て最初にやってきたのはイギリス。
セイラと二人で訪れた南海岸の小さな町で、死なせてしまった恋人に似た人をみかけた。別人なのは勿論わかっていても、心のどこかでひっかかっている。
過保護な程に彼女を心配する彼は、ホテルから出ないように
指示するけれども。
「髪を切る日」続編です。
新しい旅立ちの日となります。
別の土地で、別の人生を歩もうとする主人公を見守ってください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-02 02:24:18
39251文字
会話率:41%