「今の時代、人間の作家が小説を書く意味ってありますか?」
AI小説が主流になった時代の、小説をめぐる物語。
最終更新:2023-03-28 17:41:40
983文字
会話率:32%
※ネタバレ含みます。
任意で読み進めてください。
主人公は高校卒業を間近に控えた立場であるが、将来の夢もなくただ漫然とした日常に流されていた。そんな中で、友人達がそれぞれの将来に向かって努力していることを知り、次第に焦りと嫉妬の感情を抱
き始める。素直に周囲の人間を応援することが出来ずにいると、月の化身とでも形容したくなるような白い肌をした女の子に出会う。主人公は次第にその女の子に惹かれていき、小説を書くようになる。
小説の作法を学んでいくにつれて、人間としても成長を遂げた主人公は、仲間とともに様々な苦難に立ち向かっていく。
それぞれの夢が現実味を帯び始め、主人公もいつしかプロの作家になることを標榜する。
全員の目標が軌道に乗ったように見えたが、主人公は年明けに開催された文芸甲子園という文学の祭典で結果を残せずに敗退してしまう。本当はそこで優勝をした姿を月の化身に見せるつもりだったのだ。
その敗退をきっかけに小説が書けなくなった主人公は、月の化身に連絡を取ろうとするが、後に病に倒れたのだと友人伝いで聞かされることになる。
少し経ってから月の化身からの連絡があり、いつも会っている公園で待ち合わせることにした。そこでの彼女はより一層白い顔をしており、主人公はこのままどこかへ行ってしまうのではないかと不安になる。その予感は的中しており、彼女がもう長くはないことを聞かされてしまう。
これには二度と立ち直れないほどのショックを受けた。
主人公は間違いなく彼女のおかげで変われたのだ。
それは皮肉にも、くだらないと吐き捨てて斜に構えていた世界が、特別なものに変化しようとしていて、人を好きになることはこの世で一番素敵なことだと気付かされたときの出来事だった。
「私がいなくなっても小説だけは書き続けて」
主人公はそう託されるが、彼女のいなくなった世界で小説を書く意味を見失ってしまう。
一度は筆を折る決心をしたものの、月の化身が、「これから私を超える若き才能が世に輩出されることになるから、そのときは私の冠をつけた賞をあげてほしい」と出版社に直談判していたことを聞かされる。胸を熱くした主人公はその文学賞に応募することに決めた。
その後、予想外の結末を迎えることになるのだが…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-07 06:28:06
116247文字
会話率:39%
『僕は君の本で終わりを決断した。
私は彼の本で始める勇気を貰った。』
始まりと終わりの本となった互いの小説。僕も、君もそれぞれが問題を抱えていた。
如月 星、売れっ子作家が小説を書けなくなった僕に持ってきたのは共同作品をつく
るという話だった。
「絶対に書くのが楽しいってまた言わせてみせる。」
彼女は僕に宣言する。共同作品を通じて僕が考えた小説を書く意味とは、小説家でありたかった意味とはなんだったのか。僕が"それ"と向き合った時出す答えとは...。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-26 15:29:35
20715文字
会話率:54%
自分の小説を書くことへのイメージ、自分が書きたい小説を語ってます
最終更新:2018-05-25 08:00:16
1260文字
会話率:0%
男子高校生、夢野 空(ゆめの そら)はネット小説を書いていた。だが、読者による度重なる酷評により、自分が小説を書く意味が分からなくなり更新をしなくなった。
そんなある日、仲良くしていた小説仲間の活動報告によって大きく心を揺さぶられる。
「
書籍化の打診を受けました」
アマチュアからプロになる夢を持っていた夢野は、自分よりも執筆経験の浅いのに成功をしている小説仲間に複雑な感情を抱く。
そんな成功者に負けずに、自分も努力しなければならないと普通の人間は思う。『どこにでもいる普通の高校生』夢野 空もきっとその定義にあてはまる。だから、当然のように――――――エロゲを買いに行くことを決断した。
これは、努力なんて決して叶わないことを知っているワナビの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-20 21:20:48
104635文字
会話率:62%
小説を書くことが趣味の私にとって、なぜ小説を書くのかという想いを綴りました。
最終更新:2016-11-15 07:47:52
355文字
会話率:25%
ネット小説大賞の結果を受けて、小説を書く意味を考えてみました。
最終更新:2016-03-24 22:10:15
886文字
会話率:0%