この作品は別サイトの企画により募った、複数の作家様が創作したキャラクターを起用して執筆した作品です。
ジャンル、演劇コメディ。
大学を中退し演劇の道を志す十九歳、青井・春(しゅん)は小劇団【希望の船】のオーディションに合格し、役者の卵の
道を歩み始めた。
しかし劇団の座長、鬼高地による、とんでも演技指導に心がくじけそうになる。
劇団員へ「ウジ虫ども」「ゴミ」「業界で干す」などの暴言。
女性に「君、処女?」などのセクハラ。
美少年の男色も当たり前。
そんな役者の卵を他所に、座長にはある目論みがあった。
それは新人の劇団員を利用して、東京都から支援される助成金を獲得すること。
座長・鬼高知は夢を追う劇団員達へ平然と公言した。
「俺たちは金の為に演劇をする」
青井・春は夢と現実、金と理想の中で役者としてもがいていく。
※不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 12:39:59
16152文字
会話率:50%
相良心陽は小劇団の舞台女優で、いつか大きな劇場でのヒロイン(カーテンコール)を夢に頑張っていた。
長野では心陽の元義父の井津博が妻の香央里を殺害する事件を起こし、事件後、逃亡し、警察から全国指名手配を受けていた。
事件から数日が
経過したある日、博がテレビ局を通じて、次の殺人予告を行う。
が、博は誰を殺すかまでは特定せず、警察の捜査も行き詰っていく。
心陽は博の一人息子の尊の引き取り手がないという事と、尊が虐待を受けていた可能性がある為、東京で一時的に引き取り、一緒に暮らす事になる。
心に傷を負っていた尊は心をなかなか開こうとせず、心陽は戸惑うが、精一杯、尊と向き合おうとする。
そんな折、心陽の元に大劇団から次回公演のオーディション参加の依頼が舞い込んでくる。自信がなかった心陽だったが、同じ劇団の仲間などの後押しもあり、オーディションを受ける事にする。そして、見事、ヒロインの座を勝ち取る。
香央里の殺害後、逃亡をしていた博だったが、ようやく殺すべき相手と思われる星野俊道を発見し、東京に姿を現す。星野と対峙した博は真相を知る事になる。博の香央里殺害の動機は一人息子の尊に対する香央里の虐待で、尊を守る為に香央里を殺害したのだった。警察の捜査などで、尊の本当の母親が博に殺害された香央里ではない事が分かる。
心陽は舞台公演の初日、実の父親が星野だと判明する。星野は今回の舞台を主宰する立場だった為、自分がオーディションで勝ち取ったヒロインは星野の情であったのかと動揺するが、星野に父親としてではなく、舞台人として説得され、舞台に上がる事にする。星野は星野で昔、恋人だった心陽の母親の相良美晴を思い、書き下ろした作品であった為、この作品のヒロインは心陽にしか演じられないと考えていたからであった。
心陽が生まれるまでにも、心陽の母親の美晴と星野の間には出会いから、別れなど色々な物語があった。
そこには二人のそれぞれがそれぞれを思いやる出来事もたくさんあった。
最後に心陽は舞台を無事に務めあげ、念願だった大勢の観客からの拍手、カーテンコールを経験するのであった。
そして、心陽は尊とも心を通わせていくのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-28 20:00:00
65014文字
会話率:60%
翔は役者志望で劇団「トーテンポール」に所属する。
翔は次回公演で初めて役をもらい気合いが入っていた。しかしそれは本当は実力で勝ち取ったのではなく、チケットノルマを引き上げるためではないかと悩んでいた。役につくとチケットノルマは10倍に跳
ね上がるからだ。
その位劇団「トーテンポール」の台所事情は小劇団の悲しみ、火の車であった。
先輩の浩次からそれを打破するために銀行強盗を持ちかけられた。浩次は翔をこの世界に導いてくれた人。参加を決意。
刑事の小橋は劇団のOB。劇団を救済すべくこの計画を企てる。
成功すれば一攫千金。大量の資金を劇団にもたらす。
裕子は銀行員。高校時代の片思いの相手浩次と再会を切っ掛けに、つまらない日常を打破するために浩次達の計画に参加する。
翔達は命がけでこの計画に臨むのだった。
しかしこれは小橋が演出した銀行強盗演習であった。劇団にギャラをもたらすため。
そのはずだったが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-08 20:32:18
61747文字
会話率:47%
地方から東京に出て来て単調な大学生活を送っていた高森謙一は、ある初秋の午後の公園で、一つ年下の女子大生、安藤晴美と知り合いになり、彼女が所属している小劇団へと誘われる。
なりゆきで劇団に参加した謙一であったが、年上の女優ら個性的な劇団のメン
バーとの関りを通して、卒業までの1年半は波乱に富んだものとなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-29 15:47:14
32496文字
会話率:60%
小劇団の先輩、ザキヤマから呼び出された森田は、
ザキヤマが見せる不思議な演技「芝居の境地」を目撃する。
一風変わった変身系TSF。
この作品は「Pixiv( https://www.pixiv.net/novel/show.php?id
=7274619 )と、
私のブログ( http://blog.livedoor.jp/e_manga-storys/archives/8556030.html )」
にも掲載されています。ブログ版には少しだけ後日談があります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-24 00:59:58
6351文字
会話率:53%