この物語は、異世界で伯爵家の一人娘として周りから求められる自分を演じて、いつの日か自分を見失って生きていたエレンが日本の江戸時代に転生する。そして、湯本ももとして剣士として時にもがきながら、過去の自分を打破していく物語である。
最終更新:2025-06-01 01:11:35
2249文字
会話率:43%
アネットは、由緒あるバルテル伯爵家の血を引きながらも、平民として暮らしていた。
『赤い瞳を持つ者は、災いをもたらす』
そう伯爵家で信じられていたために、
赤い瞳を持つアネットは忌み嫌われる存在だったのだ。
その容姿から、18年前、生ま
れたばかりのアネットは母親の手によって死産と偽られ、ひっそりと実家に預けられた。
決して裕福ではないが、文字を書くのが得意だったため文字を教える仕事で家を支え、穏やかに暮らしていたアネット。
しかし、突然彼女のもとに結婚話が舞い込む。
相手は若くして当主となったジルベール・オランジュ公爵。
「母の遺言で君を妻にすることとした」
それは政略結婚だった。
しかし、結婚の支度金で育ての親に孝行できると考えたアネットは、ジルベールの妻となる事を承諾する。
妻として献身的にジルベールを支え続けるうちに、ジルベールの態度に変化をもたらし……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 15:41:21
5034文字
会話率:30%
絶世の美女だった祖母にはあまり似なかった伯爵令嬢は、公爵家の第二子息と婚約をしていたのだが、伯爵令嬢は人ではないと言うつもりか、下女のような扱いをしてくる公爵家子息。おれ様の子息は最近気に入った女性ができたらしい。それで婚約破棄をするつもり
だが、実は伯爵令嬢もその婚約破棄を望んでいて・・・。全く婚約者に興味がなく、一緒に暮らすのさえ嫌だと思っている令嬢は子息に婚約破棄を言わせるつもりだった。それも自分と子息が通う貴族の学校の卒業のパーティで。
実は令嬢には、婚約破棄を言い出させる切実な事情があって、言ってくれなければ困るのだ。
R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-04 00:40:31
9704文字
会話率:45%