私の知人である諭羅は、潔癖症である。
それでも構う事無く、じゃれついていたら、うんざりとした顔でこう言った。
あんまりベタベタと触らないでね。別に君の事が『汚い』という訳でも『気持ち悪い』という訳でもない。
ただ『触れられた』という感触が
てんで駄目なんだ。
其れが分かるのは、何年も経った後のお昼の時だった。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
体のホルモンバランスが崩れて、味覚じゃない、味覚障害が起きてます。
美味しいと思ってる筈なのに、体が全く受け入れない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 18:02:21
920文字
会話率:10%
神奈川県某高に在学するの高校二年生、内海祐樹は同じクラスの黒髪美少女、八神桜に恋をしていた。
しかし祐樹にとって、八神桜は高嶺の花。
才色兼備で性格も良く、更にはかなり裕福な家庭の生まれの八神は、学年中の男子が憧れるような存在であった。
自
分自身と想い人との差を感じていた祐樹は、八神と話すことさえままならない有様。
離れた場所からそっと見つめる、という乙女チックな行動しか起こせずにいたが、彼の八神に向けての好意は友人の誰から見てもあからさまだった。
そしてある日の昼休み、祐樹の親友で学年一のイケメン優男、三嶋和臣が唐突に祐樹の好きな人は誰か、と問いかける。
同じく昼休みを共にしていたもう一人の親友、野球部の猿こと田中陸斗からのプッシュもあり、祐樹は和臣の質問に対して素直に答えた。
そして答えを聞いた和臣は……何故か沈黙した。どこか申し訳なさそうに、どこか悲しげに。
最後まで訳を話さなかった和臣。しかし祐樹と陸斗から見ると、どう考えても和臣の八神桜に対しての好意が存在する事実を曖昧にしようとしているとしか思えない。
それに加え、祐樹が次々と耳にする和臣と八神桜が二人っきりで校外にいたという目撃談。
祐樹にとっての最悪のシナリオが、徐々に地盤を固めつつあった。
そこで祐樹は、八神の親友で、和臣に好意を抱いているコギャルのような容姿をした樋口玲奈との情報交換ならびに恋愛相談に勤しむようになり、もう一人の八神の親友、坂下優香とも今までになかった交友関係を築くようになる。
八神桜への一途な思いから発展した旧新の交友関係。
和臣と陸斗。そして八神、樋口、坂下のそれぞれに対する隠れた想いが、六人を恋愛劇へと導くことになった。
友情と恋心。その境界線が曖昧になった時、甘酸っぱい青春は幕を閉じる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-11 10:14:38
13305文字
会話率:31%
行き過ぎた科学と魔法が入り混じる世界。時は2040年。世界でいくつか起こった事件によって大規模な世界大戦が始まった。忘れ去られていた5人の天使たちが現代によみがえり、彼らは天使が存在する事実を知る者たちとともに世界のからくりを紐解いていく。
そうしていくうちにその天使たちが何者であったのか。なぜ大戦が引きおこされるほどの事件が起こったのかがわかる。そして彼らの経験と知識から世界に変革をもたらす一つの答えを導き出す。彼らの出した答えはいかに、、、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-18 02:00:00
1853文字
会話率:39%
来るべき第三次世界大戦は、国家同士の戦いではなく、人類と人外による異種別の戦いであった。
戦いは決死の上陸作戦により『邪神』と名付けられた化け物を打倒し終結を迎えたが、多くの命を燃やし、また深い爪痕を残した苦勝であった。同時に、世界に人外が
存在する事実の証明にもつながってしまう。
それから十年。戦後の復興で闇鍋のように混沌と化した、他民族で構成される都市「ピースアイランド」は脈々と力を付けていき、やがて世界有数の都市として生まれ変わっていた。
そんなピースアイランドで便利屋と傭兵を兼業する『ジョージ・ニューマン』は、とある依頼を請け負う事になる。
「君がこうした依頼を生業にしている事は承知でね。ここにいる理由も無論、依頼のつもりだ。おかしいかね?」
喪服姿の様な男との出会いは、やがてジョージに架せられた罪と罰を清算すべく、『シナリオ』に身を投じる事となるのだった。
※『WEB小説投稿サイト ハーメルン』様にても、投稿しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-11 19:20:34
40540文字
会話率:31%