容姿端麗、帝国にたった一人の公女。
全てにおいて完璧な少女として育ったソフィア。
自分の人生はまさにイージーモードだと思い込んでいた。
しかし、ある日突然。
婚約者が「君とは婚約破棄をするぞ!」と言い出した。
その横には涙を流
して「私が悪いのです」と悲劇のヒロインぶり、謝罪をする男爵令嬢の姿。
完璧な私が、婚約者である、子爵令息から婚約破棄を突然言い渡されてしまった。
ただの子爵の息子が、公爵家の娘の私に、婚約破棄宣言…?
熱湯を浴びせられ、自分よりもずっと身分の低いものに笑われる。
これ以上の侮辱があるだろうか。
その上、今までのは全部嘘でした…?今更それが通用するとでも…?
挙句の果て、婚約破棄は全て嘘でした〜!と馬鹿げたことを言い出す始末。
もういいです、貴方の間抜けさには呆れました。
私の方から婚約破棄を願います。
「ということなので、私と結婚してください公爵様」
「・・・はい?」
あなたからの愛は求めません。
互いの利益のために結婚しましょう、公爵様。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 10:19:29
24983文字
会話率:36%
これは僕ら姉弟と、姉の婚約者との婚約解消をめぐる戦いだ。
能力はあるのに使いこなすセンスはゼロのポンコツ元聖女な姉さんは、容姿端麗頭脳明晰、おまけに公爵令息なあいつの婚約者だ。
どう考えてもこの婚約、姉さんには荷が重すぎる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-08 00:00:00
6100文字
会話率:32%
「決めたのです。何があろうと、莉璃姫ーーあなたに私の妻になっていただくと」
「わたくしが仕事を持つことを認めてくださらないのなら、即刻お断りいたしますわ」
名門貴族の姫である莉璃は、花嫁衣装の仕立ての仕事に心血を注ぐ日々。生涯この仕事を
続けていきたいと願っていた。
しかしある日、没落しそうな家のための政略結婚を強いられる。相手は貴族の娘たちの憧れの的である白影。
けれど彼と結婚すれば仕事をやめなければいけなくなるため、莉璃は全力で縁談阻止を試みる。折良く舞い込んだ王妃の花嫁衣装製作の仕事をきっかけに、王家御用達の認定を受け、家を再興させようと王宮へ向かったのだ。
だがそこには、王の結婚式の責任者である白影がいて、さらに彼は、毎夜、莉璃の部屋に泊まるようになって……。
結婚したい男と、したくない女の恋物語です。
カクヨムさんにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-18 21:07:13
122010文字
会話率:42%