乙女ゲームの悪役令嬢――カトレアに転生してしまった私がまずしたことは、婚約者の第一王子を婚約破棄することだった。
第一王子――アルゼはゲームの攻略対象の一人だ。
悪役令嬢であるカトレアはヒロインとアルゼの恋路を邪魔するのだが、どれも失敗。
ゆくゆくはアルゼに断罪されて死刑台に送られてしまうという、悲惨な末路をたどる。
そんな最期なんて絶対だ! だったら今の内に関係を断っておこう!
ということで婚約破棄をしたところ、無事に成功。
しかし、おかしな事態が発生してしまう。
テーレッテレー♪
そんな古臭い効果音が、頭に直接流れてきた。
しかも、それだけではない。
『あなたは条件を満たしました。これより裏ルート:悪役令嬢無双ルートに入ります』
という意味不明な機械音声まで聞こえてくる始末。
え、裏ルートってなに? どういうこと?
聞いてみるも、返ってくるのはテーレッテレー♪という効果音のみだった……。
このとき、私はまだ知らなかった。
原作のカトレアと比べて、魔力がハンパないこと(カンストしてるんだけど!)になっていることを。そしてなぜか攻略対象たちが、めっちゃ絡んでくるようになることを――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 17:03:09
41558文字
会話率:21%
人の心の痛みがわからぬものがいる。
それは私の妹だ、美貌で知られ、頭もよく魔力量も高い、そつがなく何をさせても器用にできる。
家柄も侯爵。
そんな妹は人の心がわからない。
自分を愛したという男が、婚約者に婚約破棄をしたということを聞いてもそ
うとただ笑うだけ。
あなたに魅力がなかったからでは? とまで言ったことがある。
それはよくないといっても聞いてもくれず。
私はさんざん妹に振りまわれ挙句、婚約者である王太子を妹に奪われてしまったのです。
妹いじめの姉という噂によって、私が妹にそれはいけないと注意をしたことがいじめとされたようで。
私は王妃様に相談するとやはりなと言われてしまったのですが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-11 20:08:08
1894文字
会話率:27%
【荒筋】
表題通り。
ざまあの後の地獄の後の更に地獄が待っているぜ!
【注意!】
作者は公爵令嬢にざまあ断罪される王太子が一方的に悪いって世の風潮に腹が立っているんだぜ!
公爵令嬢! テメーにだって色々問題あるんだよ! テメー一人幸せにな
ってめでたしめでたしで終わらせねぇぜ!
【作者の心情による荒筋】
▼書く前
王太子に婚約破棄される公爵令嬢の逆襲ざまあものってなんか見ててムカつくんだよなー。
よーしじゃあ試しにちょっと違うの自分で書いてみるかー。
▼書いている最中
やっべー公爵令嬢いじめるの楽しいっ!
もっとぼろくそにしたれ!もっとひでぇめに合わせてやれ!
もっと! もっと!
▼書き終えた後
どうしてこうなった。
どうしてこうなった。
どうしてこうなった。
【補足】
・最終話まで執筆済み。本編10話にプロローグとエピローグを加えての全12話です。
・会話劇です。主人公リチャードと公爵令嬢エルドラを中心にえんえんと会話が続く展開となります。苦手な人はごめんなさい。
・作者が中途半端に聞きかじった程度のブドウ農家とワイナリーの話が出てきます。いろいろ間違っている部分がありそうなのでちゃんとしたいとも思うのですが、差し当ってはご容赦を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-23 00:00:00
113008文字
会話率:20%
子爵家を継ぐ予定のシェリルは、夫となる人を吟味していた。婚約者候補は数名。
学園を卒業する前に、精査し伴侶を決めるつもりだったのだ。だが、候補止まりのイレブンが、シェリルに婚約解消を申し入れたから驚きだ。
まぁ、婚約する前だったからヨシとし
よう。シェリルは一応申し出を受け入れて去るのだった。
もう1人の候補を婚約者にすると決め、シェリルは子爵家を継ぐために、忙しい毎日を過ごしていたのだが……叔母の屋敷に行くと何故かイレブンがいたのだ。彼は一体何をしに来ているのだろう?
※たまに無性に読みたくなるのが、ざまぁ。
ただ、長編だとざまぁまでが長い…簡単なざまぁを読みたい方は暇つぶしにどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-23 00:00:00
6281文字
会話率:43%