エルフ族の孤高の女性ガンマン・ナターシャは灰色の魔道士の野望から世界を救うべく、荒野にぽつんと存在する不可思議な〈扉〉をくぐった。
ナターシャには「世界を救うために、〈扉〉の先の世界にあるとされている四つの神器を集めてくる」という使命が
あったのだ。
しかし、〈扉〉の先に待ち構えていたものは……美味しそうな食べ物だった!?
一刻も早く世界を救わねばならぬ!
しかし、腹が減っては戦は出来ぬ!!
異世界ダークファンタジーと現代飯テロの、まさかの融合!
美味しく食べて、人情に癒やされて、そしてトキメキもあったりなかったり……!?
行きて(食して)帰りし物語、ここに開幕――!
【更新不定期。更新情報は活動報告かTwitterを参照のこと】
※ノベラボ、エブリスタでも公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-13 17:00:00
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まだ寒いバレンタイン・デーの前日、当時まだ大学生だった僕は、銀色のリボルバーを二挺、クルクルとガンスピンさせて咥え煙草を吹かす、いかにも物騒で、かつ愛想の欠片もない無口な、しかし美人な椿波雲(つばき・なぐも)氏とお知りあいになってしまいま
した。
波雲氏は、冥府という世界からやってくるタロンとかいう連中を銀の銃弾で送り返すという、いかにも胡散臭いことをお仕事にしていた。
そんな果てしなく毒電波な波雲氏の助手、正確にはバイト待遇のパシリとなった僕は、果たしてどうなってしまうのでしょうか? いえ、どうにもならないんですけどね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-26 18:24:43
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