ヴァリニャーノ師が発案した天正少年遣欧使節はいよいよ大型帆船に搭乗して長崎を出港した。
4人の使節には千々石ミゲルも加わり、母の絶対に生きて帰るようにとの願いにこたえて、ヴァリニャーノ師は日本に戻るまでは何としても付き添って生還させると約束
をした手前、過保護なほどにミゲルに気を使った。
マカオ、ゴア、喜望峰、セントヘレナ島を経由して、2年半後にヨーロッパに上陸し、ポルトガルのリスボン港に錨を下ろした。
それまでが第1巻の最終章である。
激しい荒海に揉まれたり、暑い日差しの中での完全なる無風状態になるなど航海には死を覚悟する程の苦難に晒された。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-23 14:50:56
63228文字
会話率:31%
イエズス会のアジア巡察師ヴァリアーノ神父が肥前口之津港に降り立ち、日本上陸を果たした。早速九州地方のキリスト教布教活動の現状を情報収集と日本の布教状況を巡察した。有馬、大村、豊後の視察を果たし、日本人を差別するパードレを罷免し、五畿内の現況
を視察に向かった。
キリスト教を庇護しその活動に援助を惜しまない織田信長に感謝するとともにヨーロッパへ帰還するにあたり、日本国と欧州諸国との友好関係を築くことに関心を示した。
信長の土産を携えて、有馬セミナリヨで学ぶ四人を少年遣欧使節として派遣することを発案した。そして長崎を出港しヨーロッパに上陸するまでを描いている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-20 07:15:19
50186文字
会話率:35%
「天正西遊記」第一巻の第二章です。
千々石ミゲルが生まれてから、有馬セミナリヨに入学するまでを描いています。
12、3歳ごろまでです。
最終更新:2024-09-19 01:18:55
26119文字
会話率:36%
時は戦国時代。九州のキリシタン大名によって使わされた4人の天正遣欧使節団、彼らの目的は悪魔にのっとられたヴァチカンを救うことだった。千々石ミゲルを中心に3少年が日々をつづるほのぼのしたお話です。
最終更新:2015-03-15 21:00:16
5119文字
会話率:29%