貧乏会社員の鈴木カラキの前に、異世界の王女クミミが転移する。しかしクミミは戦いで既に致命傷を負っており、手当てをする間もなく消滅してしまう。
後日カラキのランチタイムに突然現れたクミミ。どうもこの世界の食べ物がもっと食べたいからというよ
くわからない理由で、スキルを使ってカラキと一体化したようなのだ。そんな中でもマイペースな主人公は、クミミを煙たがることもなく、気ままな飲食店巡りを開始する。目指すは、大井町周辺のランチを食べ尽くすこと。
あまりにもニッチな、異世界王女を伴っての大井町グルメレポートが、ここに幕を開ける!
※この作品には大井町駅、下神明駅、戸越銀座駅、大崎駅、西大井駅周辺に実在する飲食店が出てきます。
※飲食店の味の感想や食に関する知識は、あくまで作者の主観です。本作品で得られた情報により読者の皆様が不具合を被っても、作者は責任を負いません。
※この小説で紹介した飲食店を訪問される際、店舗の営業時間、メニュー、値段などが異なる可能性がありますが、あらかじめご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-17 05:17:34
598616文字
会話率:49%
男は帰宅するため、大崎駅で埼京線に乗ったはずだった。いつものように電車は夜の東京を走っていた。しかし、赤羽トンネルと思しきトンネルと抜けるとそこに待っていたのは青い空と凪いだ海。
鏡のような水面に雲一つない空が映る。青一色の世界だった。電
車は海列車となり、大海原を一直線に走る。線路は水平線の彼方に消えていた。
夢か、異世界か、あの世への渡し船か。男は海列車で起きる幾つかの異変に、このままではいけないと確信する。来た道を戻らなくてはならない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-20 21:06:01
10844文字
会話率:3%
警視庁捜査二課に勤務する横山武は自分の住む山手線の大崎駅で線路に倒れそうになっている若い女性を助けたのが縁で、その女性 美幸と付き合うようになる。彼女との激しいSEXの後に漂う疲労感に苛まれるながらも快楽が忘れられず、彼女のもとに通い続ける
。一方、都内では二年半ほど前から、1ヶ月に1人の割合で、若い男が「俺じゃない」と叫びながら、息絶える奇妙な事件が起こっていた。その死因は「衰弱死(老衰)」であった。やがて、定食屋の学生の話から、自分が「俺じゃない」事件の被害者になるのではないかとの疑念を抱き始める。そして、自分が付き合っている女性が二年半前にレイプされて、自殺した女性であること、「俺じゃない」事件の発生時期と場所がある法則にしたがっていることを確認した。慌てて、住所を移した武。しかし、怯える武に変わり果てた姿の美幸が襲い掛かる。果たして、武の運命は?折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2011-02-10 21:22:08
8488文字
会話率:49%