勇者召喚に巻き込まれたわたし、湯浅奏には特筆するべき『職業』がなかった。勇者一行の中でお荷物扱いを受けていたところ、ダンジョンの奥深くで食糧難に陥った時に追放を宣言されてしまう。なんとかするしかないという精神でダンジョンからの脱出のため料
理をしていると、「こんなダンジョンの奥底で調理する馬鹿な顔を拝みに来た」と言いながら傲岸不遜な金髪男エルドラが姿を現した。現地で食材を調達して作った料理を食べた彼は呟いた。
「……ほう、人間の料理にしては上出来だ。このスープは何で作った?」
「ゴブリンのテールスープです」
「ゴブリン……貴様、正気か?」
食用に向かないとされる魔物を料理する変人として不名誉な名を馳せる事になった私の元に、かつての勇者たちが訪れる。
「追放を取り消すから戻ってこい!」
「あ、ドラゴンゾンビの調理に使う聖水を仕込むので忙しかいから無理です」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 00:04:25
15711文字
会話率:22%
異世界『アウター』と接続してしまった地球。各地に出現するダンジョンで世界が沸き立ち、空前絶後の冒険者ブームが起きるなか、Sランクの冒険者パーティーから追放される一人の冒険者がいた。名前を湯浅奏といい、ひたすら冒険者を辞めたがる生粋の変人だ。
「パーティーを追放されたので、冒険者引退しますね」
これは、そんな変人の周辺で巻き起こる事件を綴った物語である。
誰かが言った『馬鹿は死んでも治らないとして、もし死なない馬鹿がいるとしたら、そいつは天才になるのだろうか』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-09 00:03:03
333490文字
会話率:29%
世界を脅かす魔王を討伐できるのは異世界から召喚された勇者だけ。勇者に選ばれた生徒とたまたま同じクラスにいたというだけで、異世界召喚に巻き込まれてしまった湯浅奏。続々と有能なスキルが発覚していくなか、湯浅だけがハズレ枠とされている『ダイスロ
ール』だと判明する。いわゆる“ダイス(サイコロ)を魔力を消費して転がす”という使い所も不明で、活用方法すら思い浮かばないスキルで……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-15 22:55:56
12062文字
会話率:28%
■主婦の友社、ヒーロー文庫様にて書籍化! 第3巻まで発売中です!
記憶を無くした僕は、異世界で目を覚ました。
周囲に広がるのは超高難易度の大迷宮。
迷宮の中で出会った『喋る本』や『変態ドラゴン』と脱出を目指すが、相手も相手で怪物揃い。
不
死王に神狼、悪魔に、果ては国まで。
並大抵の力じゃ太刀打ちできない『敵』を前に、僕は気がついた。
「なら、チートの限りを尽くせばいいんだ」
強くなり過ぎることへの配慮なんざ、コボルトにでも喰わせてしまえ。
さぁ、数多のチートをガン積みして、頂点を目指そう。
これは、僕がいつか最強へと至る、かもしれない物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 00:00:00
2863135文字
会話率:29%
主人公ヴァリハナは巨人と小人のハーフ。結婚相手を二種族から同時に用意された。自由な恋のため旅にでる。
■【キャラ】A巨人族ルート:巨人〔アルトラ〕、竜族〔ヴライズ〕、月神〔ノエイール〕
B小人族ルート:蛙〔フラウ〕、兎〔ルイス〕、予言の司
教〔フライアス〕、太陽神〔ルーディエ〕
C:漁師〔ロメウ〕、人狼族の王子〔オルガス〕、白雪の王〔タイム〕
D:幼馴染〔ルヴァト〕、雨雲の騎士〔クラウディオ〕、魔王〔ディルブーケ〕、北風の怪人仮面〔フレヴォス〕折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-16 14:12:17
6236文字
会話率:49%
世界一のドラゴンマニアにして『廃神竜』と呼ばれる程のドラゴン好きな少年リョーマがゲーム中に見知らぬ土地へと飛ばされ、その国のドラゴン嫌いな王女様と契約して色々やっちまう感じのお話だと思います。
最終更新:2015-05-31 23:40:53
19273文字
会話率:37%