"神話病"……人が魔物に変異する病。
この奇妙な病は突如として発生し、世界は魔物で溢れ、多くの国が消えていった。
そんな中で、鉄と城壁の町と呼ばれたルミナシア帝国の帝都イーゼンでは、魔物からとれる魔石を使って特別な力を得
る"魔石刻印"という技術がとある研究者によって発明された。刻印を得た人たちはギルドという組織を作り、魔物を狩り素材を持ち帰る"ハンター"という存在になった。
これは、ハンターが誕生してから百と数十年、幼少期からハンターとして働く一人の訳あり青年が、この壊れた世界で生きていく物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-02 20:00:00
3044文字
会話率:51%
駿河黎一の訪れた新天地は田舎だった。
乗車してきたのはボンネットバス、町並みは昭和のにおいが漂い、用途不明な壁が町の四方を囲んでいる。
そんな変わった町にはあるルールがあった。
『サイレンが鳴る前に帰りなさい』
定時になると町中に響き渡るサ
イレン。それが鳴る前に帰宅しなければいけない。
なぜ? どうして?
それを知る者はおらず、しかし誰もが帰宅する。
けれど新参者である黎一がそれに倣うとは限らないわけで……。
※至らない部分があると思いますので、指摘・意見・感想をいただきたいです。
※現在更新停止中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-04 04:00:00
23831文字
会話率:45%
人々は魔物を恐れ,自分達を守るために壁を築き上げた。
壁は町を囲み,人々を囲む。彼らは壁の中でしか生きては行けない。壁の外は魔物の世界。壁の内側のみが,彼らにとっての世界だった。
壁は全てを囲む。あらゆるものが詰め込まれた世界。カルタカの町
も,そうした世界の一つであった。
その町に一人の少女が居る。名はマリー・ホークス。あらゆる関係が生まれては消え,閉じられた世界を作るこの町で,彼女は探偵をしていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-29 17:17:50
21352文字
会話率:59%