僕は伏見大吾、高校一年生。時々、不思議な厄介ごとに巻き込まれることがあるけれど、それ以外は、毎日、部活と読書三昧の日々を過ごしている。
人によっては、僕をイケメンと言ってくれる人もいるが、同じ地学部のメンバーからは、眠そうな子犬みたいだと
言われることも多い。人に(人以外でも)頼られると、あまりいやとは言えなくて、ついつい振り回されてしまいがちな性格だ。
今朝も、通学途中に何やら不思議な気配が、僕の後ろをスキップしてついてくる…。
※同作品をカクヨムにも投稿中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-06 16:29:48
59289文字
会話率:42%
今日、七月七日・「七夕の日」は僕・星科一彦の誕生日だ。
僕の勤務先では誕生日の日には個人的な誕生日休暇がもらえる。
せっかくの平日休みだ。銀行とか役所、休日なら混んでいるところにでも出かけようかと思ったけれど、その宛もなく。やっぱり家にいる
ことにした。
そんなわけで、汚部屋の片付けをはじめたところ、中学時代の愛読書であった、中高生向けに書かれた「天文学」の本が発掘される。
地学部という部活に属していた中学時代の記憶が蘇ってくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-18 05:13:49
3909文字
会話率:19%
活動内容の一切が謎である我らが地学部で唯一の後輩、霧島四方子は、今日も私にくっついてきて、うるさくて、ちょっとうざい。本日の彼女の気になる話題は、クラスにやってきた転校生が吸血鬼であると噂になっていることらしい。私は吸血鬼を部活に引き入れる
けれど、彼女はとんでもない『謎』だった。
日常の謎×吸血鬼×百合の三拍子揃った三角関係小説。ゆっくり更新。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-17 17:00:00
95524文字
会話率:54%
活動内容の一切が謎である我らが地学部で唯一の後輩、霧島四方子は、今日も私にくっついてきて、うるさくて、ちょっとうざい。本日の彼女の気になる話題は、クラスにやってきた転校生が吸血鬼であると噂になっていることらしい。曰く、いつも高校生には似つか
ない日傘をさしている、お肌が真っ白で金髪金眼、体育の授業は休みがち、あとのじゃロリだとかそうでないとか。吸血鬼疑惑はいいとして、どうにも変わったやつのようだから、少し話してみたい気はする。そんな平和で無為な雑談で今日の部活も終わるものと思っていたら、やっぱり霧島は謎を連れてきてしまった。クラスの友達が、女子トイレの洗面台で、疑惑の転校生が鏡に映らないところを見たのだという。ショックを受けた友達を案じる霧島のため、後輩思いの先輩である私は現場検証を始める。ところが、二人で女子トイレをいくら調べても、鏡に映らない理由が見当たらない。なぜ転校生は、鏡に映らなかったのか? 本当に彼女は吸血鬼なのか?
※この作品はpixivにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-28 15:11:42
13294文字
会話率:76%
文芸部時代の人気作品。旧友と語らう、長い夕暮れ。
文芸部時代に、部員内の人気作品2位を獲得した自信作です。
自分のホームページに原型を記載、それを手直しし文芸部の作品集に投稿。若干の粗削りと初々しさが残るものの、二人が語らう雰囲気が評
価を受けました。
原案は、高校三年生の時に、先生が余談で話していた眼鏡型のコンピュータの話を聴いた日に書きました。私が地学部に所属しており、星空が出てくる話に結び付けたかった、というのもあります。名城君の下の名前の読みは、私の小学生時代の友人からもらいました。町角でこんな風に偶然に出会って、話をしたいものです。
本作品はエブリスタ、pixivにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-25 20:42:40
1059文字
会話率:50%
「夏のロケット」(川端裕人)
「なつのロケット」(あさりよしとお)
両先生作品への限りない愛情とリスペクトを込めて。
夏休みに行われた天文地学部の流星群観測合宿から突然姿を消した走(かける)。
幼なじみの突然の失踪を心配する奈津希(ナツ
)だが、顧問の先生も、また走の父もその行方を教えてはくれない。
ようやく知った真実、それは奈津希には信じられないほど重いものだった。
「僕のことは忘れて」と悲観的なメッセージを残す病床の走。
奈津希は決心する。見舞いさえも拒否し、絶望に苛まれる彼を励ますために、彼の夢でもある、宇宙に届くロケット作りの夢を私が叶えようと。
文系素人の女子高生ナツがたった一人で突然始めたロケット作り。的外れな試行錯誤から始まった無謀なチャレンジは、いつしか多くの仲間を巻き込み、やがて本格的なプロジェクトへと変貌していく。
果たしてナツは走との約束通りクリスマスイブの空に無事ロケットを打ち上げることが出来るのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-21 18:00:00
259818文字
会話率:48%
これはある六月の雨降る日のこと。父親の転勤で、東町高校に転校してきた高校二年生、的場夕は学校から少し離れた山の上にある家に引っ越してきた。登校初日バス停で本を読んでいる一人の少女に出会う。彼女の名は如月静。バス停での挨拶がきっかけでバスを
待つ時間、話をするのが日常となっていた。楽しそうに話をする彼女のことが次第に好きになっていった主人公は、彼女と話をする口実として、彼女を誘い夏休み限定の部活「夏部」を作ることにする。だが部活を作るには三人以上必要という条件があった。そこで如月が連れてきたのがクラスメイトの花見霧だった。夏休み初日、主人公は夏部の部室である地学部室に向かう。埃が舞う地学部室の掃除がひと段落ついた時、ドアを破壊し大きな音を立てるのと同時に小さな女の子が現れた。花見の誘いを受けてここに来たのだという。名前は折紙友里。それから数時間立った頃、如月と花見はようやく部室に顔を出した。これといった活動内容が無く困っていると、花見が田舎にある祖母の店である「ゐややし屋」の手伝いをしに夏休み最終日まで合宿をしようと提案した。そこから花見の祖母が住んでいるという田舎町の「ゐややし屋」を拠点とした四人の活動が始まる......折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-16 19:00:00
1327文字
会話率:15%
お転婆でいたずらが大好きな奈月、朗らかで天真爛漫な大河、そして「ぼく」こと風太は、とある田舎の中学に通う幼馴染。小学生の頃に「一生友達でいる」という同盟を結んだ「盟友」だが、普段は地学部の部室に集って各々が好きなことをしている。
ある日、
奈月たちは部室でボヤ騒ぎを起こしてしまう。単なる不注意で大事にはならなかったにもかかわらず、普段の生活態度の悪さも相まって、学年主任の追及は地毛である奈月の栗毛にまで及ぶ。
兼ねてから不満の多かった厳しい校則を変えるべく、奈月は生徒会長の雪乃、そして彼女の恋人でサッカー部のエースである藤原を巻き込んで、学校に「革命」を起こそうとする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-03 22:20:44
10565文字
会話率:50%
幼少のみぎりより、パワフルに墓穴を掘ることから「ユンボ」とあだ名された「俺」。穴を掘ることが三度の飯よりも大好きで、幼児のころから穴を掘るたびにヘンテコな発見をしてきた竜洞はづき。そんな二人が穴の底で出会う。彼女が入るというつぶれかけの地
学部に半ば強制的に入部させられ、否応無しにはづきが引き起こす「穴」を巡る騒動に巻き込まれていく。
地学部に集った腹に一物ありそうな連中と、ユンボ。そしてはづき。さらには、はづきの穴掘りの能力を利用しようとする様々な勢力が織りなす学園穴掘りストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-12 11:11:37
206764文字
会話率:34%
地学部が文化祭に向けて製作していたトリケラトプスの骨格標本が何者かの悪戯により汚された。部員であるクラスメイトの依頼を受けた霧野美梨は、犯人の動機を探るべく捜査を開始する。その末に真相に辿り着いた彼女は、探偵役としての在り方を問われること
になる──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-28 20:00:00
38969文字
会話率:61%