「電車が来ない四時四十四分の四番ホームに女の子の幽霊が出るんだって」
少女たちの噂話をたまたま聞いた男が気持ち半分でその噂の場所である四番ホームに行くとシキと名乗る不思議な少女に出会う。
無表情であるが明るさを絶やさない少女に男は惹かれ
ていく。ずっと一人で淋しい思いをしていた少女に男は何度も足しげく通う。だが男はある日転勤することになり、そのことをシキに伝えた。
そして少女は……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-25 17:05:23
3293文字
会話率:43%
「それじゃあ、四時四十四分になると君は姿を現せるって訳?」
「はぁ……まぁ」
彼女がちょっと嬉しそうに笑った。
「えーと……私、幽霊なんで、その時間に貴方を驚かせてやろうと……。えへへ……」
□□□
毎日四時四十四分になると現
れる、
人を驚かせたい幽霊少女と、
将来何をしたいのかも、何になりたいのかも分からない、どこか醒めた男子高校生。
毎日四時四十四分になると姿を消す、
男勝りな片田舎のお姉さんと、
停学処分を食らい療養目的でやってきた、喧嘩っ早い女子高生。
毎日四時四十四分になるとやってくる、
何かあったらすぐに挫折する新米社会人と、
それに巻き込まれる裏路地の新米幽霊少女。
のんびりと楽しんでいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-24 16:00:00
68069文字
会話率:59%
4:44って色んな怖い話があるよね。
今回はその呪いの時間のお話。
最終更新:2016-02-01 21:52:59
2141文字
会話率:38%
『あたしはゴミ ただのゴミ
だからあたしは不幸せ』
真夜中の四時四十四分に悪臭と歌声で苦しめられていた独身の郷田冬樹はゴミ屋敷状態の自室を掃除することにした。
そして幾度となく冬樹の脳裏に元同居人、香風との記憶が流れる。
幸せな生活に何が
あったのか?
歌声の正体は何か?
答えはすべてゴミ捨て場に眠っている……
『かもめよかもめ いらっしゃい』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-05-31 17:02:43
11334文字
会話率:37%