深い森の中、人々から忘れ去られたようなその場所に、一軒の小屋が建っていた。小屋を住処としているのは、癒し手、と呼ばれる存在である。
森の癒し手の姿は様々であり、あるときは人間の医師、またあるときは良き精霊の姿であったりもする。
傷つき、迷
い込んだものを、癒し手はただ癒す。それが、彼らの使命であるのだから。
※この連載は、不定期の連作短編となっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-01 13:48:54
93088文字
会話率:47%
小さな村に住む呪術師のセリアは、十五の歳を迎えた。その年に、騎士ジュリアス・グラニー伯爵が村を訪れ、戦争のための食料と義勇兵を募ることとなった。騎士と呪術師の村娘は、戦争の中で運命によって惹かれあい、支え合ってゆく。
最終更新:2017-05-30 03:18:44
11452文字
会話率:52%
薬の行商人スーは、旅路の途上でふらりと立ち寄った酒場で陽気な男、スレッドと出会う。なんとなく付きまとわれつつ薬の行商をするスーの前に、一人の少女が現れた。
黒い外套を身に纏い、安息をもたらす薬を扱う薬師の、物語。
最終更新:2017-05-23 05:04:46
8535文字
会話率:54%