異世界だけどスマホがある、そんな世界。
回復術師の俺ことアルスは、回復術(ヒール)しか使えない無能だと言われ、勇者に死のダンジョンに置き去りにされる。
脱出RTA配信をしながら、勇者の悪事を暴露する。
ダンジョンの脱出成功後、俺は世
界で一番有名な男になっていた。一方、勇者は圧倒的に破滅する……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-02 20:10:27
14918文字
会話率:46%
異世界に行っても何も変わらない。
嘘、欺瞞、怠惰、暴力、空腹、痛み、苦しみ、悲しみ、普通にあるだろう。
大変な思いなんて誰もしたくない。
楽になんて勝たせて貰えない。
一瞬遅れれば死ぬ。
そんなシーンが数回ある訳じゃない。
何千
、何万、何億回とあるだろう。
死線を数回乗り越えたら大抵の人はそれをずっと忘れない。
一回でそれなのだ。
何万、何億と死線を越えられる?
そして、それが不老不死なら、何億回で済むだろうか。
壊れない者。
それは、異世界でなくとも、躊躇等一瞬たりともせずに踏み込める者にしか、勤まらない使命なのだと。
私は思う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-27 16:04:32
26110文字
会話率:37%