異世界に行っても何も変わらない。
嘘、欺瞞、怠惰、暴力、空腹、痛み、苦しみ、悲しみ、普通にあるだろう。
大変な思いなんて誰もしたくない。
楽になんて勝たせて貰えない。
一瞬遅れれば死ぬ。
そんなシーンが数回ある訳じゃない。
何千
、何万、何億回とあるだろう。
死線を数回乗り越えたら大抵の人はそれをずっと忘れない。
一回でそれなのだ。
何万、何億と死線を越えられる?
そして、それが不老不死なら、何億回で済むだろうか。
壊れない者。
それは、異世界でなくとも、躊躇等一瞬たりともせずに踏み込める者にしか、勤まらない使命なのだと。
私は思う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-27 16:04:32
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