里中 健司(36)は副業で魔法使いをしている以外は、何の変哲もないおじさん。
国家資格である魔法使いの主な仕事は、人に取り付く《黒影》を祓うことだ。
いつものように黒影を祓った健司は、偶然助けた女子大生・山崎 明莉(18)に突如求婚された
。
しかし、いいおじさんが若者の未来を奪ってはいけない。
それに、魔法使いの正体がバレると免許取り消しだ。
だから魔力で記憶を消したのに、明莉は健司のことを忘れなかった。
それは、子供の頃、魔法使いに助けられた思い出があるからだった。
その魔法使いはこう言ったそうだ。
『大人になって魔法使いと出会ったら、その人と結婚してあげて』
健司は気付く。
『え、それ俺じゃん』
10年くらい前の自分に感謝と呪いを。
その事実を知らない明莉は、免許取り消しを回避するため、魔法使いの助手(配偶者狙い)となることを申し出た。
おじさん魔法使いと女子大生の恋が、割と強引に動き出す。
作者:日諸 畔(ひもろ ほとり)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-19 18:59:31
128565文字
会話率:54%
彼とデートに行く事になった。
映画を見て、パーラーに訪れたその時の事。
彼は自分のパフェからアイスを掬いとると、私の口元目掛けて差し出す。
「からかっているでしょう?」
「傷付けるいじりは嫌いだけど、困らせるいじりは大好きだよ」
注意事
項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
付き合ってて、愛おしいと思ってて、弄りたいなら、こうした方が良いよ。世の男性諸君。
貶す言葉は破局まっしぐらなんで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-11 18:04:31
1080文字
会話率:45%
※この作品は『カクヨム』でも掲載されています。
トラブルメーカーのレッテルを貼られている私立探偵のクロガネと、その助手である安藤美優。
二人はサイボーグ技術が発達した鋼和市を舞台に活躍する『機巧探偵』だ。
今回は私立才羽学園に編入し
、高校生デビューを果たした美優の元に、廃部寸前の部活動を救ってほしいという(いつもと比べて平和な)依頼が舞い込んだ。
一ヶ月後の学園祭で結果を残して廃部を回避するという王道にして鉄板な展開に、美優は部外者のクロガネを巻き込み、彼のかつての戦友である新倉永八をも巻き込む。
そして、いつものように割と強引に依頼を達成しようとするが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-02 22:36:37
100524文字
会話率:44%