タイトルは、何十年も前に、小学校の図書室で見つけた、外国の児童文学の後書きにあった言葉です。
外国の児童文学作品は、主人公と血の繋がりのある人物、又は大切な人たちが、必ず死んでいるのだと。
死を身近なテーマとして捉え、両親が死ぬこと、又
は既に死んでいるという設定を、臆する事無く、表現していると。
死を恐怖として捉えるのではなく、人生の一部として受け入れる主人公たちの姿が書かれているのだと。
この言葉は、十歳の心に深く残りました。
きっと、これが、死をテーマにした児童向け作品を書く理由に繋がっているのだと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 23:41:21
1215文字
会話率:0%
かつて神に愛された土地は今、崩壊しようとしていた―
神話の時代の名残が残る小さな島国アーカディア。
不可侵の地として、大戦の中でも平和が約束されたはずの国に上陸する武装軍隊。王権への不信から起きる内乱。そこへ重なる天変地異。
王権を
凌ぐ権力を持つ神殿の宮に住む少女“アスミラ”は、名もなき流浪の男“タダン”の手を借り、かつて神が愛した土地を守り、建国以来の危機に立ち向かう民を救うため、神話再来を起こす旅に出る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-18 13:04:10
4679文字
会話率:37%
児童文学作品「学校の切り裂き精霊」。
早世の作家が残したこの作品を縁に、主人公、由比人は、ひとりの女生徒、優由香と出会う。
そして二人の物語は、その縁となった数奇な物語とも無縁では無かった。
※グロ表現が含まれます。苦手な方はご注意
くださいませ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-01 20:42:27
10969文字
会話率:14%