「妾を守れ!勇者よ!」
御剣 照矢(みつるぎ てりや)は、異世界に召喚された。
異世界召喚あるあるである。
そう、勇者となって、魔王を倒す。
しかし、守れと言う妖艶な美女は、自身の事を魔王だと言った。
「あの、なんで魔王が勇者召喚して
るんですか?」
「決まっておろう。妾が弱いからじゃ!」
この世界は東西に二つの大陸に別れている。
東の魔大陸、魔物達が数多く生息し、魔王の城があるマレイシア。
西の聖大陸、人間や亜人達の国々があるユーラシア。
魔大陸の実りある資源を手に入れようと、聖大陸の軍勢が魔大陸に攻め入って来るので、助けてほしいとの事だった。
なんか、俺の知ってる展開と違うんですけど――
『鑑定』を使ったら、レベル1のこの魔王。
ステータスも軒並み低く、放っておいたらスライムにすら負けるんじゃないか。
なんでこんなのが魔王なの?
そう疑問を抱きながらも、俺はこの見た目は美女なのにへっぽこな魔王を守る事にした。
女に泣かれたら、守るしかないだろ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-28 14:01:36
100070文字
会話率:39%
腕はあるが何事も面倒臭がる剣士、ニケル=ヴェスタ。
ギルド『蜥蜴の尻尾』に所属こそしているものの、ギルドマスターの熱血に付き合い切れずに幽霊ギルド員状態になっていた。
そんな彼が三ヶ月振りにギルドを訪れると、活気のあったギルドは閑散とし、一
人の少女が佇むだけ。
少女「パトリシア」から自分が新たなギルドマスターになった衝撃の事実を突きつけられ、逃げ場を失うニケルは少女とギルドを立て直していく羽目になる。
突然ギルドマスターになった「面倒臭がる癖に捨て犬をほっとけない様な男」ニケルが、純真無知な少女パトリシアと繰り広げる成り上がりギルド再編譚!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-30 19:42:43
271559文字
会話率:36%
こんにちは、山田です。
自分の家はごく普通の大きさの二階建てで、そこに住んでいる自分も平凡な男子高校生です。
平凡な自分は平和な日常を愛し、ドラマやアニメみたいな非日常的なものはテレビや本だけであって欲しいと常日頃思っています。
いやぁ、割
と、本当に思っています……
でも、世の中にはあるんですよ。強く願えば願うほど壁がそれを阻むのです!
そして自分にもその壁があり、その要因は我が家に住んでいる人たちなのです。
生まれた時から見守ってきた可愛い妹は別として、問題はそれ以外の居候達。
厨二病で素直じゃないフランス生まれ。
外見は長身クールビューティ、中身は子供。
ミステリアスで色気のある姉キャラだけど、ただのおバカ。
純真無垢な小学生のような中学生で、実は計算高い腹黒な女の子。
何を考えているか分からない、ほんわかした男の子(?)。
そして、変態中年おじさん。
この人たちのおかげ、自分の日常はメチャクチャです。しかも、皆例外なく表に言えないような事情が……?
日常系(願望)裏社会ラブコメディー、自分たちの日々を覗いてみませんか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-29 09:38:33
60000文字
会話率:47%
子供の心を持った僕としっかり者のキミ。
僕は見た目は、、、大人で中身は子供。
そんな僕と付き合っているキミのお話。
最終更新:2018-02-23 03:00:00
1362文字
会話率:44%
僕は所詮、ただの水袋だ。
だけどクラスメイトは泥水の入ったズタ袋だから、それよりはマシだと思っている。
僕は昼間から飲んだくれている母と二人で暮らしている。
ピンクのカラスである父は、ミーハーな女と浮気して家を出たが、近所に住んでい
る。
僕の周りは、悪意の無い悪党である父の他にも、ヘドが出るような連中ばかりだ。
借り物の言葉で説教するキツネの教師。優越感に浸りたい上げ底コップの同級生。
豆電球をチカチカさせる高慢な実業家。クソ宗教を布教する白塗りオバサン。
犬を使い捨てにするケーキのホステス。ボルト付きの不快なヤンキー。
他にも色々といる。
そんな連中ばかりの世界で、唯一の友達は、マヌーというブリキのロボットだ。
マヌーは30歳を超えているけど、頭の中身は子供だ。
それと、従兄のオサミさんも、僕は大好きだ。
オサミさんは胸の辺りにスピーカーが埋め込まれていて、音楽を溜め込んで消化しているる
そんな2人と一緒にいる時は楽しいけれど、僕は不満や苛立ちを抱えている。
世の中は欺瞞や理不尽に満ち溢れていて、僕はハッピーから程遠い日常を過ごしている。
ムカムカと腹の立つことも、どうしようもなく悲しいこともある。
それでも明日は訪れるし、それでも僕は生きていくしかないんだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-10 21:57:51
67484文字
会話率:23%
“恥や誇りはとうに捨てた!
友情・努力・勝利?
どれ一つ俺の人生には必要ねえ!
俺は異世界をひたすらぬるく生きてみせる!!”
主人公の灰崎霧杖は負け犬だった。
24才職歴なし。コンビニバイト。童貞。ヒキオタデブ。見た目は30代、中
身は子供以下。性欲と食欲だけは人並み以上の残念なおっさんである。
自他共に認める社会の底辺にして人生詰みかけのこの男だが、その最期は実にあっけなく、なんでもない交通事故で命を落とすことになってしまう。
満を持してやってきた天国で天使に「貴方の転生ポイントは1ptです」と絶望的な事を言われるが、1ポイントで出来たランダム能力取得でワンチャンを通し無事チートを手に入れ、剣と魔法の世界に転生する霧杖。
貴族の家の六男として生まれるが、相変わらず頭も剣の腕も悪かったので12歳で実家を追い出されることに。
しかしそれは奴の思い通りだった。
もともと貴族に興味などなく冒険者として生きる予定だった霧杖は、早速夢のチーレムに向けて動き始めることになる。
“無限増殖”という勇者も真っ青な文字通りのチートをひっさげて。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-24 20:06:59
43489文字
会話率:23%