「クックックッ、ボクのこの左腕には強大な魔力が封印されている……その封印が解き放たれるとき、異世界への扉が開くのさっ……!」
なんて中二病全開の発言を声高らかにしながら、1年中腕に包帯を巻いてる学校一の美少女、宮村乙姫(みやむら おとひめ
)。
そのあまりにも残念な言動から彼女は“中二病乙姫(ちゅうにびょうおつひめ)”なんて珍妙なあだ名でクラスメイトたちから呼ばれていて。
そんな宮村と偶然にも屋上で話すことになった俺は、彼女からこんなことを言われるのだ。
「私は異世界への入り口を知ってるの。だから今夜、一緒に異世界に行こう」
中二病乙姫。
そう呼ばれる彼女は確かに異世界への入り口を知っていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-13 20:05:09
25262文字
会話率:30%
西暦2034年、フルダイブVRオンラインゲームとしては世界初となるロボット物のゲーム《アサルト・フレーム・ウォー》、通称AFWをこよなく愛し、サービス開始当初から三年の月日を積み重ね世界ランキング上位に名を連ねる高校生の主人公、灰村奏多(は
いむら かなた)。
徐々にランキングを上げ、いつかチャンピオンを倒し最強の名声と、公式大会に於ける高額賞金を手にする事を目標に腕を磨いていた彼は、しかし、ある日の昼休み、異世界へと召喚される。
同じくクラスに居た生徒や担任教師と共にクラス転移へと巻き込まれた奏多達、気付けば教会の大聖堂のような場所に立っていた彼等に、王国の宰相と名乗る人物から召喚の理由を告げられる。
「この国は今、魔王軍の侵攻により、危機に瀕しております。しかし、聖女様が女神様より異世界からの勇者を召喚すれば危機に抗う事が出来るとの神託を授かったのです。お願い致します、異世界の勇者様方。勝手なこととは思いますが、どうかこの世界を、人類を救ってはいただけないでしょうか!」
幾つもの小説やゲームで馴染みのある異世界召喚、その展開を予想しつつ、まずは言われるがままに能力の確認を行う奏多達。
そこで得たのはAFWの機体、その力の一部を扱えるというものだった。
ゲームではなく、完全な現実で愛してきたAFWを扱える事に頬を緩める奏多、しかしとある少女が能力を解放した時、予想外の展開へと事態は動き出す。
異世界クラス召喚され、チートな能力を持った主人公による無双ものを書きたいと思い始めました。
別サイトでは他に投稿していた事もありますが、なろうでは初めての作品となります。
拙い文章かもしれませんが、誤字脱字の指摘、感想等々よろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-15 10:57:00
324070文字
会話率:45%
高校2年生の桐谷雅紀はある持病を抱えながらも平穏な高校生活を送っていた。
4月下旬のある日、クラスで席替えが行われた。雅紀が移動した机の中には前に座っていた生徒の持ち物らしきノートが入っていた。そのノートの持ち主は、まるで中二病のような
発言をする栗栖和奏という女子だった。近くの席に座り実際にご近所さんでもある澤村光と椎葉美波の助言を受け、雅紀は和奏にノートを返そうとするも、彼女に鋭い目つきで睨まれてしまう。
だが、その後、和奏から2人きりで会いたいという手紙が届き、実際に会うと和奏からとんでもない言葉が飛び出す。
「私と盟約を交わして欲しい」
態度と矛盾する和奏の言葉に、雅紀は一度は突き放すものの、後悔の念から、理由を話すという条件付きで和奏と盟約を交わすことに決める。そして、和奏から自分が『死刑執行人』から命を狙われていることを知る。
果たして、死刑執行人とは誰なのか。そして、雅紀は和奏を守りきることができるのか。
※お気に入り登録、評価、感想などお待ちしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-05 16:45:12
126432文字
会話率:55%
この世界には魔力という概念が存在し、魔術を使いこなす人々が――
などといった妄想はもうしない。していないとは思うのだが……。
中二病をかなり無理矢理なやり方で押し込み、理屈、理屈、常識、常識、とそれだけに忠実に生きようとするが、やは
り理想や妄想を完全に隠しきることのできない、『半中二半高二病』という新種の病気を患った少年――夢乃悠人の許にある日静なる教師が相談を持ちかける。
そしてその内容は――
「――中二病を撲滅してはくれまいか」
こうして、悠人は少女の患う中二病を治すため奔走するのだった。
「なんてね、中二病ヒロインもそれはそれで萌えるから別に治さなくてもいいよ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-05-21 21:48:22
7794文字
会話率:53%
新宿で起きた集団自殺事件。友達の失踪。俺は、突然消えた友達を捜す最中に様々な人に出会った。それまでの人生がちっぽけに見えるくらい、刺激的な体験をした。「あいつを捜し出してほしい」「その依頼、たしかに受け取った」――自称探偵の少女と共に。ちっ
ぽけな物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-06 03:27:00
36030文字
会話率:38%