幕末維新の激動最中の明治2年、出羽国にひとりの男の子が誕生しました。少年は賊軍の地に生を受けながらも、教育熱心な家族の愛情の中で成長していきます。彼こそ、後にポーツマス日露講話条約の随行員として堪能なフランス語を駆使して講話締結に尽力し、第
一次世界大戦後に成立した国際連盟の日本全権として活躍、その人格的高潔さは世界的にも称賛されて、アジア人として初の国際司法裁判所長官に満場一致で選出された法学博士安達峰一郎です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-15 15:08:33
414102文字
会話率:33%
ときは近代国家黎明期。
大山巌、西郷従道、松方正義、三島通庸、青木周蔵…。
なぜ政府高官たちは、競うように那須野が原に進出したのか?
明治元年、戊辰戦争…
明治10年、西南戦争…
そして明治27年、日清戦争…。
しかしこの間、国家の存亡を賭
けたもうひとつの闘いが、ひそかに繰り広げられていた。
ここ、那須野が原で。
本作はエブリスタにも連載中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-26 18:13:10
153418文字
会話率:38%