「では誓いを、私の共犯者」
世界最強の幼き姫剣士に命を救われ、淡い微笑みに心を奪われたハルは騎士となって白き姫剣士の隣に立つことを夢見た。
無謀な夢に手を差し伸べたのは、悪党を名乗る黒い少女。
「比翼連理……いいや、比翼“恋”理の誓い
を以って、必ず君に愛しの剣姫を抱かせてご覧に入れよう!」
「いや違う。そうじゃない」
ハルは共犯者となった悪党少女に溺愛(?)されながら立ち塞がる悪漢悪党どもを踏み潰し、憧れの剣姫のため奮闘する。一途に憧れを追うハルの周りには徐々に人が集まり、悪党少女は堕落を歌う。
「英雄、色を好むと言うし? ハーレムの一つや二つは甲斐性だよね」
「いらない!!!」
どん底から成り上がりを目指す少年少女の物語。最強の座も騎士の栄誉もいらない。憧憬の剣姫の隣にさえ立てれば。だから相棒、悪の道に誘惑するのはやめるんだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-27 16:44:34
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会話率:29%