クールな黒猫の俺、クロは平凡に暮らしていた。
お気に入りの寝床は、喫茶店の屋根の上。ここではいつも大好きなロック・ミュージックがかかっている。
そんなある日、とんでもない美女が目の前に現れたのでさっそくナンパするべく付いて行ったら眠くなり、
目が覚めたら人間に!?
不気味な女、イズミは俺の願いを叶えてやったというが、俺は人間なんて大嫌いだ!もとに戻せ!!え?ロックバンドのコンテストで優勝したらもとに戻してくれる!?
任しとけ!勝負で勝つのは誰よりも得意だからな!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-27 21:10:32
61089文字
会話率:15%
主人公の「僕」は他愛のないモラトリアムを過ごしていたが、訪れた南国でサーシャという女性と出会う。サーシャは去ってしまうが、10年後に再び会うと、僕をめぐる世界は一気に変わっていき、理解し難いものになる。ロック・ミュージックのエッセンスが散り
ばめられた異色の青春小説。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-20 18:14:01
42626文字
会話率:32%
ヒトはいつの世もいずれ訪れる未来に想いを馳せ、荒唐無稽に好き勝手語ってきた訳だがーーたまには未来が過去を振り返り、過ぎ去っていった「かつて」に想いを馳せるのも、まぁ悪くはないだろう。何せこの西暦2121年、22世紀真っ只中の大都心「TOKY
O CITY」に於ける流行(トレンド)が、この眠たくなるような郷愁の風潮なのだから。既に文化(カルチャー)は停滞し、1980年代のロック・ミュージックが流れる傍らで自家用車が空を舞い、ヒトを模したアンドロイドが我々に紛れて闊歩する、そんな歪な近未来の今日この頃。大いなる存在の手により、人類史の狭間に隠されし「死筋遺産(オーパーツ)」、それを狙い暗躍する「犯罪者(アウトロー)」、そんな不届きな彼らを根絶すべくして日々奮闘する「自警団(ブラザーフッド)」。薄皮の下で刃物が這っている限り、この街は痛みで眠らない。眠れない。
閉ざされた未来、そしてお情けの如く我々へと残された過去の遺産。この近未来に生き、戦う者達にとって、空想はおろか、果てには流行たる郷愁ですらが容易なものではない。真の「力」、その本分を求める限りーーその身に宿された超細胞による暴力(もんどう)は、明ける事なく延々と続く。TOKYO CITYで武器を取れ。閉ざされた未来を切り開くべく、過ぎ去りし過去を振り払うべく。そしてーー「ヒト」としての欲望を満たす為に。
※近未来の東京で、主に突発性超暴力主義女子高生(ウルトラバイオレンスガール)やアンドロイドの殺し屋、果てには冴えない中間管理職のリーマン、街に巣くう悪い犯罪組織等々が大暴れしまくる小説です。SF的要素はあまりないです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-06 16:35:58
57853文字
会話率:60%