この家は、ユニットバスではありません。
だから、誰かの髪も洗いやすいかと思います。
※当小説はnoteにも投稿しております
最終更新:2024-06-12 01:33:04
1831文字
会話率:19%
ユニットバスは、あなたとの身長差がわかりやすいから好き。
※当小説はnoteにも投稿しております
最終更新:2024-04-19 21:41:44
855文字
会話率:11%
私はいま恋をしている。
それも、このあいだ生まれたばかりの恋だ。
お互いを好きなのかどうかを確認する作業もなく、デートをするわけでもない。ただ週一度のこの面会だけが、私たちの関係をつなぎ止めていた。
哲也がここに通いだしたのは大学四年の春だ
った。
「はい、これ」
いつものように面会室で向かい合って座ったとたん、哲也はテーブルの上に分厚い茶封筒を置いた。
「なに?」
「来年のカレンダーのレイアウト。頼まれてたでしょ? 原案ができたから渡しておくね」
そう言って彼は中身を見せた。
紙束の中には六畳間とキッチンとユニットバスの写真があった。
「これ、この部屋?」
「そう。今年の写真も使いまわしなんだ」
来年は私の二十歳の誕生日だ。このあいだの誕生日には、彼がフォトフレームに写真を入れ替えてくれた。
そしてカレンダーにも写真を貼ろうと提案してくれたのだ。
「ありがとう」
私はそれを受け取った。
哲也は茶封筒をまたテーブルの上に置くと、私の方を見てにこっと笑った。
「あとさ、『星々のため息』読んだよ」
「え?」
私はどきりとした。
あれはまだ書きかけの短編小説だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-29 20:44:34
8379文字
会話率:30%
私はユニットバスがあまり好きではない。狭いからではないのです。何ならリゾートのだだっ広い水回り空間であってもトイレや洗面台と別になっていないバスルームは私を不安にさせる。
それはもしかしたら私たちが感じる湯舟というものの特殊な役割によるもの
ではないのでしょうか…などと言ってはみたものの、まあ、さほどのことは言っておりません。
月に一度のエッセイ修行、7月編でございます。よろしければぜひ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-22 20:40:34
3598文字
会話率:0%
神武居(かむい)アキラは高校2年生になったばかりの16歳だ。両親とも海外で仕事をしているため、祖父が住職だった寺で独り暮らししていた。特にイジメに遭っていたわけでもなかったが、2年生になってから彼はほとんど登校していなかった。
そんな折、祭
壇の奥で何気なく手をついた壁が裏返り、彼は小さな石造りの部屋に足を踏み入れる。
『この部屋を見つけたということは、アキラには資格があるということじゃ。向かって右の壁は日本とは別の世界に通じておる』
正面の壁には3年前に他界した、祖父の手による紙切れが貼られていた。
半信半疑でそこに書かれていた手順を踏んだ時、彼は石の壁を通り抜けて異世界へ。しかしそこはシステムキッチンも、ウォシュレットも、ユニットバスもある、どう見ても異世界とは思えない光景が広がっていた。
「何だよ、ちっとも異世界じゃねえじゃん」
ところがその時、彼は女の子の悲鳴を耳にする。そこで助けることになるのは、獣同様の扱いを受けるエルフの少女だった。
基本的には強気で王族さえ恐れない主人公のアキラだが、恋愛に関してはペーパードライバー。
あと1歩を踏み出せないのが残念なところかも。
そんな彼は、1人でも多くの貧民を救うために料理屋を始める。メニューは日本から持ち込んだ食材を含むため、異世界では真似の出来ないものばかり。店には連日行列が絶えることはなかった。
何はともあれ、ここから美少女エルフとの生活を中心に物語が始まる。
※バトルシーンもありますが、基本は日常系です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-21 09:27:46
223421文字
会話率:73%
学生時代の一人暮らし。
夏休み初日の昼。隣の部屋から産声があがる。
けれども、部屋では母親本人や、立ち会っているであろう人々の気配がしない。
もしや、のっぴきならない事態か、と様子を見るべく起き上がる彼は……。
最終更新:2018-11-08 18:04:51
4000文字
会話率:3%
ユニットバスの外に、ある日いきなり、何故か大森林が広がっていた。
私の居心地のいい我が家はどこに?
ビビりで往生際の悪い私が、元の世界との唯一の接点ユニットバスを拠点に、チビチビと小さな冒険を重ねる物語。
能力的なチートもない普通の
女子が異世界転移したら多分こうなります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-16 23:50:43
13689文字
会話率:7%
ユニットバスにお湯をはり、くつろぐために無理やり体を沈めた私。次の瞬間には全く知らない場所の知らないベッドの上で、知らない男の隣に座っていた。
最終更新:2012-04-20 19:00:31
3186文字
会話率:11%