寂れた地方都市でミニコミ誌を編集する私のところに、「街を活性化するアイデアがある」と男がやってくる。
男が言うには「モスキート音が活性化の鍵だ」ということだったのだが……
最終更新:2021-05-15 01:56:16
4052文字
会話率:46%
SF作家とメイド長のコンビが秋葉原を舞台に活躍するシリーズの第3弾。
老舗ミニコミ誌主催のミスコン優勝者の妊娠が発覚し替玉を立てるが歌手デビュー目前にして替玉が失踪。
ミニコミ誌から調査を依頼されたコンビは、実は替玉は嫉妬した優勝者が流
したデマに傷つき失踪した事を知る。
歌手デビューライブ直前に失踪した替玉を見つけ出し、自信を取り戻した彼女は無事に歌手デビューを果たすのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-14 20:00:00
10226文字
会話率:44%
ミニコミの原稿書きに追われる太市に、またもや難題。学園の新聞部の活動に巻き込まれたのだ。早急に特集の記事をまとめなければならない。太市は、自分の担当が高校生の飲酒問題と知ると、すかさず友人の甲斐に相談を持ちかけた。甲斐はギタリストとしても
一流だが、ドラッカーとしても超一流。その甲斐に勧められ、アルコール依存症の人たちの集まり、断酒会とやらにオブザーバーとして参加する。会自体は、メンバーがそれぞれの近況を語る穏やかなものだが、一人だけ異質な空気を漂わせる人物がいた。元パイロットの酒井氏だ。その氏が突然立ち上がり、窓を指して「霊が窓にぶつかる」と奇声を発した。その瞬間、太市は耳を疑った。確かに耳元のガラスで音がしたのだ。いったい何が?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-01 15:00:00
20163文字
会話率:21%
西蔵町で発行されているミニコミ「井戸端便り」には、地元で起きた不思議な出来事を掲載するコーナーがある。高校に入学したばかりの太市が、なぜかその取材と執筆を担当することに。その記念すべき初仕事が、第一話のジャージーベンチの話である。ただ物書
きとして素人の太市は、ネタ探しに四苦八苦。連載を続けるにあたって、ネタ集めのルートの開拓が急務と考え、まずはご近所、風呂屋のフリースペースに目を付けた。第二話は、そこで知り合ったウナギ屋の主人、万次さんの思い出話。でその話だが、子供時代に万次は、遊び場にしていた川で毒漁ともいえる珍しいウナギ漁に遭遇した。思わず腰を入れて見入るが、やがて自分の背後で鋭い視線を向ける麦藁帽の少年に気付く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-26 16:00:00
13976文字
会話率:25%