中学2年の陸上部員・凌(りょう)は、思春期に差しかかったある日、
「匂い」に異常なまでの敏感さを覚えるようになる。
汗の湿り気、土と雨の香り、使い込まれたジャージ、
朝練後のマスク、放課後のマウスピース――
そのすべてが、誰かの“存在”
そのものとして、凌の五感に焼きついてくる。
鋼鉄の腹筋を誇る女子・早矢(はや)。
彼女の体から立ち上る“命の匂い”に、凌は抗えず惹かれていく。
だけど、これはただの恋じゃない。
ただのフェチでも、性衝動でもない。
性徴の自覚。
思春期という誰もが通る道を、「匂い」という本能を通して描く、
笑えてムズキュン、でもどこか切ない青春群像劇。
「汚い」ものなんかじゃない。
それは、“生きてる証”だ。
命の奥にある衝動と愛しさを、嗅覚とともに描く――
変態か、天才か。犬か、詩人か。
これは、においで世界を感じる少年の、命の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-14 18:00:00
82417文字
会話率:27%
じっくり、腰を据えてやりたいものですけど。
最終更新:2025-02-01 07:00:00
387文字
会話率:0%
任せとけ!
きょうの僕は「神がかってる」。
最終更新:2024-05-15 07:00:00
379文字
会話率:0%
とある黄金時代を思い出して、無性に口が求めていた。
首にストラップを巻き付けて、口の中にマウスピースを捩じ込んで、支えてやると、彼奴は良い声で鳴くんだ。
低い、良い歌声で。
今は……私が楽器のようだけど。
注意事項1
起承転結はありません
。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
恋愛です。R15です。
苦手な方はご注意下さい。
特に吹奏楽部でサックスやってる、やっていた方々(私もだよ!!)、お逃げ下さい。
不愉快に思われるかも知れません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-22 19:55:03
896文字
会話率:50%
大学の吹奏楽部から「マウスピースだけ」が盗まれる不可解な事件が起きた。当事者である大学生が、碓氷に相談をもちかける。謎めいた盗難事件は、安楽椅子探偵によって無事解決されるのか?
最終更新:2018-12-03 22:27:43
7344文字
会話率:66%
『マウスピースとの、楽器との接吻をして一番相性のいい子をパートナーにするんだ。管楽器は、とても運命的なものなんだよ』
ユーフォニウム吹きの女の子が、音を引き出していくお話。
最終更新:2015-06-13 23:21:23
3324文字
会話率:45%
森下さんは本当にいい人だと思う。十年も前のことをいつまでも引きずってるわたしに、こんなに暖かく接してくれる人なんて、そういるものじゃない。わかってる、十分わかってる――、けど……。
他サイトにも重複投稿しています。
最終更新:2013-02-22 22:00:00
10086文字
会話率:57%