少年は決意する。
「ぼくがルナ姉を助ける」
決して結ばれることのない大切な人の運命を知った少年。自分の運命を知らず、魔術師として更なる高みを目指す少女。とある満月の夜、世界最強の魔術師「プロヴィデンス」と出会ったことで、少女の運命が
大きく動き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-16 13:09:09
60848文字
会話率:52%
理工学部応用化学生物科の教授神山裕之が手紙を持って医学部の友人栄田武を訪ねた。手紙を翻訳してほしいと言う。手紙は十五世紀、ワラキア公国の君主ヴラド公の手紙の写しだという。栄田は時間をもらってルーマニア語の手紙を翻訳する。内容はオスマン帝国の
兵士を殺して串刺しにしたことと、その真意が書かれていた。神山はまた別の手紙の写しを持ってくると、翻訳を頼んだ。うっすらと見えてくる神山の意図に、栄田は恐怖を感じ始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-22 17:00:00
23575文字
会話率:25%
平凡な私立高校に通う高校三年生の早織は何の前触れもなく未来視の才を得た。しかしそれは夢で未来の出来事を覗き見ることができるが、それを思い出せるのはきまって全てが終わったあとであった。避けがたい未来(プロヴィデンス)を見るだけの、全く無益な
能力だった。ちょうどその頃、早織の住む西要町では連続通り魔事件が始まった。
ある日、親友の顕と帰宅していたとき、早織たちは通り魔に襲われた。顕は鋭利なナイフで刺され、一命はとりとめたものの重症だった。通り魔は逃げ、顕は笑わなくなり、ただ無傷なだけの早織が残された。知っていたはずの未来を変えられずに早織は失意に沈む。
しかし、担任で白い魔女とクラスメイトから呼ばれているフミ先生にプロヴィデンスの夢のことを打ち明けたことをきっかけに、自分のすべきことを考えるようになった。
「未来が現実になる時にしか、その未来の存在に気が付けないなら、未来を決めるのは自分の行動なんだと思う。誰も知らない未来ならいくらでも変えられる。プロヴィデンスなんてものは、ホントはきっと存在しない。これまでのあたしはプロヴィデンスなんて大仰な名前を言い訳に、ただ逃げていただけなんだ」早織は決意を固め、通り魔を追うようになる。
本作はエブリスタにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-11 20:33:27
80293文字
会話率:40%
僕が”僕”という人間の記憶を振り返って、それから、今とこれから、”僕”っていう人間について考えてみようかな。そんな作品です。
これを読んでくれた方が共感してくれたり同情してくれたり、生きるのが辛い時なんかの捌け口? みたいに思ってくれた
らいいなと思っています。
あらすじって言えるのかな、これ笑折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-08 22:34:16
17178文字
会話率:1%
高校生の公神愛主(コウジン アイス)は、その奇天烈な名前の為に長年に渡り友人を作る事が出来ず、ボッチな人生を過ごしていた。
そんな彼がいつも通りに帰宅してると何故か砂漠のど真ん中に放り出されてしまった、誰も居ない過酷な砂漠から始まる異世界フ
ァンタジーライフ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-05 12:40:21
72826文字
会話率:38%