社交界デビューを一年後に控え、公爵令嬢セレスティーヌの正式な婚約が決まった。相手は、子爵嫡男のルイ。幼い頃は仲が良く、親の口約束で仮婚約がなされていたので、それが正式になっただけ、・・・とはいえ、いつの頃からか、ルイは自分を嫌っていて、婚約
破棄すると言っていたはずなのに、一体どうして?
仮婚約期間中、無愛想なルイに褒めて欲しくて、綺麗にしてきたセレスティーヌだったが、さすがに結婚前に褒められたいと、更なる闘志を燃やすことに。
一方、ルイの方も、自分の暴言のせいでセレスティーヌには嫌われていると思い込んでいた。しかし、受けてもらえないと思っていた申し込みが成立し、頭の中は疑問でいっぱい。本当は嫌われていなかったのかもしれないと、考えを改めることに。
正式に婚約をしたのだからと、歩み寄ろうとする二人だったけれど、身分差や立場を気にする人たちが裏で動き始め、二人はそれに少しずつ振り回されて行き・・・
※本編完結いたしました。(63話です)
おまけの話を、緩めの頻度で更新中。
続きを構想中。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-07 00:10:36
298748文字
会話率:54%